ダヴィド・ラーゲルクランツ

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ミレニアム5 下

ダヴィド・ラーゲルクランツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152097354
ISBN 10 : 4152097353
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

警察は殺人事件の捜査を開始した。釈放され自由の身となったリスベットは、ミカエルの妹アニカの協力を得て、ファリアの恋人が遂げた不審な死の真相を突き止めようとする。一方、レオ・マンヘイメルについて調査を進めていたミカエルは、ある重要な人物を探しあて、“レジストリー”が行なっていた恐るべき研究と、リスベットの子供時代の悲惨な事実を聞き出す。だが、殺人事件の冷酷な犯人が、彼の調査を阻止すべく密かに動きだした。リスベットもまた、危機にさらされる。リスベットにたたきのめされて病院で治療中だったベニートが、恨みを晴らそうと脱走したのだ。ベニートの鋭利な短剣が彼女に迫る!果たしてリスベットはどう立ち向かうのか?そして、“レジストリー”の研究とはいったい何か?リスベットのドラゴン・タトゥーの秘密がついに明かされる衝撃作!

【著者紹介】
ダヴィド・ラーゲルクランツ : スウェーデンのジャーナリスト、作家。1962年生まれ。ストックホルム在住。大学で哲学と宗教を学んだ後、ジャーナリスト養成学校に通う。1993年までタブロイド紙『エクスプレッセン』の記者として活躍したが、作家に転身し、1997年にスウェーデンの登山家の伝記G¨oran Kroppでデビューした。ノンフィクション4作と小説6作を発表している

ヘレンハルメ美穂 : 国際基督教大学卒、パリ第三大学修士課程修了、スウェーデン語翻訳家

久山葉子 : 神戸女学院大学文学部英文科卒、スウェーデン語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ リスベットのドラゴンタトゥーの意味が明かされる。後付け理由ではあるが納得してしまう部分も大きい。 イスラム原理主義者の女性迫害の問題も、優生学研究のため不合理な扱いを受けた兄弟の話も綺麗に纏められていて作者の確かな力量を感じる。この全てが最終的に正しい場所に落ち着く感じは読んでて安心できる。リスベットがどんどんスーパーウーマン化しているのはやり過ぎだと思うものの、勧善懲悪物のアクション小説としてこの5作目はかなりレベル高いと思う。

  • 海猫

    下巻も一気に読めたし、面白いといえば面白いんだが、上巻を読んで膨らんだ期待は下回るかなあ。特にリズベットは大切な人を失っているわけで、それに対する怒りもあるだろうし、もっと激しい行動に出てもおかしくない気がした。生き別れ的に育った双子の、レオとダンの出会いや関係性は興味深かったけど。終盤でバタバタと忙しく畳みにくるのはラーゲンクランツ氏の作風なんかね?双子の研究めいたことをしていた機関レジストリーは、リズベットとカミラ姉妹にも関連してそうで、次巻でもなんらかの形で出てくるのか?

  • zero1

    反撃し刑務所を出たリスベット。過去の実験と人の悪意。何か不実があれば、それを隠すためにさらなる悪事をする。人間の本質は世界共通。本シリーズは反差別と反暴力が大きなテーマ。5でもイスラム教徒の移民やロマが描かれている。3までと比較すると軽くて浅い。文字数だけでなく中身が薄い。ブブランスキーは終盤に活躍するが、エリカの出番も少なく不満。ホルゲルの重要さは理解するが、私の考えるリスベットは大聖堂でスピーチなんかしない。刺青について語られたのが救いか。次はこの作家としては最後の6。出れば読むが期待は薄い。

  • nuit@積読消化中

    今回はまさにジャーナリストでもあり、作家でもあるラーゲルクランツのミレニアムだったように思う。著者独特の膨大なデータによる細かな説明があるからこそ、物語にすんなり入れたような気もする。金融システムの脆弱性とサイバーテロ、イスラム原理主義による女性の抑圧、また原題である「自分の影を探した男」が絡む遺伝環境研究の謎等々…本当に盛り沢山ノンストップで読み終えました。続巻ではリスベットの妹との決着がそろそろみたいところです。

  • のぶ

    下巻に入り、リスベットは刑務所から釈放され、本来の活躍が戻ってきた。下巻の前半部のキーワードは双子。これを中心に様々な話が展開されていく。リスベットは、ミカエルの妹アニカと刑務所の囚人、ファリアの恋人が遂げた不審な死の真相を突き止めようとする。途中、このシリーズの他の作品同様にリスベットに危機が訪れることも。上巻でミレニアムの路線を外れたように感じたが、下巻では本来のシリーズのトーンが戻ってきて、多くの登場人物も適材の描写がなされていて、楽しく読む事ができた。

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