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不合理だからうまくいく ハヤカワ文庫

ダン アリエリー

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150504052
ISBN 10 : 4150504059
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「超高額ボーナスは社員のやる気に逆効果?」「水を加えるだけのケーキミックスが売れなかったわけは?」「子供に野菜を食べさせる秘訣は?」「お金をかけるなら『家具』と『旅行』のどっち?」―行動経済学ブームに火をつけたアリエリーの第二弾は、より具体的に職場や家庭で役立てられるようにパワーアップ。人間が不合理な決断を下してしまう理由を楽しく解き明かす!

目次 : 先延ばしと治療の副作用からの教訓/ 第1部 職場での理屈に合わない不合理な行動(高い報酬は逆効果―なぜ巨額のボーナスに効果があるとは限らないのか/ 働くことの意味―レゴが仕事の喜びについて教えてくれること/ イケア効果―なぜわたしたちは自分の作るものを過大評価するのか/ 自前主義のバイアス―なぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのか/ 報復が正当化されるとき―なぜわたしたちは正義を求めるのか)/ 第2部 家庭での理屈に合わない不合理な行動(順応について―なぜわたしたちはものごとに慣れるのか(ただし、いつでもどんなものにも慣れるとは限らない)/ イケてる?イケてない?―順応、同類婚、そして美の市場/ 市場が失敗するとき―オンラインデートの例/ 感情と共感について―なぜわたしたちは困っている一人は助けるのに、おおぜいを助けようとはしないのか/ 短期的な感情がおよぼす長期的な影響―なぜ悪感情にまかせて行動してはいけないのか/ わたしたちの不合理性が教えてくれること―なぜすべてを検証する必要があるのか)

【著者紹介】
ダン アリエリー : 行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、マサチューセッツ工科大学(MIT)のスローン経営大学院とメディアラボの教授職を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。また、ユニークな実験研究によりイグ・ノーベル賞を受賞

櫻井祐子 : 翻訳家。京都大学経済学部卒。オックスフォード大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これは面白いです!完全文系の私にもわかる...

投稿日:2021/04/15 (木)

これは面白いです!完全文系の私にもわかる説明で、数多の実験と考察が書かれている良書。人間を別の側面から理解することができました!日常生活に役立つものも沢山あるし、やはりこの実験を思いついた著者の頭の良さにときめきますね。前作は読んでいない状態で読みましたが、全く問題ありませんでした!というか前作も読んでみたくなりました!重くないにもかかわらず、深く書いてあります。毎朝の通勤で読んで、夕食の話題になる!と言ったイメージです。

冴えないOL さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はっせー

    前回の予想通りの不合理の内容もありながら、新しい見方や新しい考えを提示していてとても面白かった!今回は私達の生活に根ざしたものが多いと感じた。私が一番印象に残った話は、働く意味である。私達は働く意味が必要。それはどんな些細なものであっても。そのおかげで働くことができている。そして働くモチベーションを無くす一番のやり方がなにも指示をしないことである。たしかにそれが一番心にくると感じた。孤独に仕事をするのは、相当心にも体にもくる。逆にやり方をもたすためには仕事を確認してくれることである。勉強になる指摘だった!

  • 33 kouch

    高額報酬が却ってモチベーションを下げる。逆に言うと適度な報酬というものが存在するということだが、この設定の妙こそが会社がサラリーで従業員を飼い殺すのだろう。自分の気が付かないところでシステムに取り込まれて、何らかの形で正当化されている。色んな不合理が登場し、論理的に検証されているが…中には「その行動は不合理だとしても別にいいじゃん」とつい開き直ってしまうようなものも多数。自分のこういうところダメなのかもしれない、と思いながら読んでいた。「人生相談室」や「無料より安い…」「お金と感情…」も読んでみたい

  • saga

    第一部「職場」、第二部「家庭」に分けて不合理な行動を社会科学的に解き明かす。若い頃は、職場の同僚の働きぶりに「もっと合理的にやればいいのに」と秘かに思っていた。しかし、不合理な余裕もあるものだと経験的に感じる今日この頃。「働くことの意味」は興味深く、しかし今の自分が金銭のため以外に意味を見出していないのではないかと自問せずにはいられなかった。職場でも家庭でも報復・悪感情の行動はダメなんだな〜 そして、分かっていても不合理な行動をなかなかやめられないということも理解して行動しようと思う。

  • 加納恭史

    「予想どおりに不合理」に続いて、気になっていたダン・アリエリー著のこの本を読んでホットします。なかなか個人体験を内面深く、描いています。ほとほと感銘を受けます。まるで内面の作家ヘルマン・ヘッセを思わせます。自前主義のバイアスで、人はなぜ「自分」のアイデアは「他人」のアイデアよりいいのかと問かけます。エジソンの自前主義バイアスには胸が痛みます。エジソンの会社に雇われていたセルビア人ニコラ・テスラはエジソンの指導のもとで交流送電を発明した。だがエジソンは直流送電に執着し、テスラの発明を否定し妨害する。

  • はるき

     前作の逆説かつ、補強。理屈で生きない私たち、でも、何だかんだ世間は今日も回ってるじゃないの。著者一流のユーモアと、心を抉られるような実体験を交えた明晰な論調。今回もいい。

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