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ずる

ダン アリエリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152093417
ISBN 10 : 4152093412
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『予想どおりに不合理』著者最新作! 「創造性が高い人ほど、ごまかしが多い」? 「偽ブランドを身につけると、ずるしやすくなる」? イグノーベル賞を受賞したデューク大学教授が、不正と意思決定の秘密を読み解く!

世のなかから不正は減らせる?
・子どもがよその子から鉛筆をとったら怒るが、会社から赤ペンを失敬する
・ゴルフボールを手で動かすのはアンフェアだが、クラブで動かすのは許せる
・親しい上司に頼まれれば、報告書の数字を「改善」するのもしかたがない
そんなあなたへのヒント満載!


たいていの人は、不正をするのは一握りの極悪人だけで、自分は正直者だと思っている。しかし本当は、だれもがちょっとした「ずる」をしたり、嘘をついたりする。そしてその小さなごまかしが大きな不正につながることも。だったら、そのしくみを解明して、不正を減らす方法を探すべきなのでは?


この難問に行動経済学研究の第一人者ダン・アリエリー教授がとりくんで、不正にまつわる一見意外なさまざまな事実を見出した。たとえば、創造性の高い人ほどずるしやすいし、不正請求は書類の署名の位置を変えるだけで減らすことができるのだ。


ビジネスや政治の場にごまかしを持ちこませず、プライベートでも嘘のない関係を作るためのヒント満載。わかりやすい実例といくつもの実験で、不正と意思決定の秘密を解き明かす!


[著者紹介]ダン・アリエリー Dan Ariely
デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。18歳のとき、全身70%にやけどを負う事故にあい、3年間を病院で過ごした結果、いささか型破りなものの見方を身につけたという。研究のユニークさは、2008年度にイグノーベル賞を受賞したことでも証明されている。著書『予想どおりに不合理』は世界的なベストセラーとなり、行動経済学ブームに火をつけた。ほかに『不合理だからすべてがうまくいく』(以上、早川書房)の著作がある。





【著者紹介】
ダン アリエリー : 行動経済学研究の第一人者。デューク大学教授。テルアビブ大学で心理学を学んだ後、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で認知心理学の修士号と博士号、デューク大学で経営学の博士号を取得。その後、MITのスローン経営大学院とメディアラボの教授を兼務した。この間、カリフォルニア大学バークレー校、プリンストン高等研究所などにも籍を置いている。2008年度にイグノーベル賞を受賞

櫻井祐子 : 翻訳家。京都大学経済学部卒。大手銀行在籍中にオックスフォード大学院で経営学修士号を取得。退職後は翻訳者として、金融・証券業界、政府関連の実務翻訳から一般ビジネス書の翻訳まで幅広く手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 雪風のねこ@(=´ω`=)

    読んでいてボンレスハムを思い起こしてしまった。法律規則という紐に縛られた社会と人々だ(苦笑)だけどその法律も超えた独創性が世を進展させ他という話も解るし、ハッタリをかますのは自己の意識を高めようとするマインドコントロールの意味もある。不正と言えば杭打ち偽装なんだけど、そもそも建物を建てるには相応の技術と時間と金が必要であり、また人間の造る物には不完全さがあるという認識が欠けている…とも言えるよね。実験内容も面白い。引用も多種で、大昔から人の行動に悩まされていたのだと判る。

  • KAZOO

    行動経済学の大家であるダン・アリエリーが書いた比較的最近の著作です。私はこの著者のものを数冊読んでいますが、この本が一番興味深く読めました。例も豊富で読みやすいのですが、行動経済学というよりも心理学といった気がします。

  • Kawai Hideki

    ファスト&スローに引き続き、1月のビブリオバトルで紹介されていた行動経済学の本を読了。こちらの本では、人間は機会があれば小さな不正を働く習性があること、小さな不正がきっかけでだんだん大きな不正に慣れていくメカニズム、多数の人々の小さな不正が積もって大きな社会コストになっていることなどを、これでもかと突きつけてくる。ずるの誘惑に抗うには、折に触れて道徳心を呼び起こすしかない。実験協力者にずるをさせようとあの手この手で誘惑するのはまさに悪魔の所業。案外、悪魔というのは大学教授のような姿なのかもしれない。

  • まる

    ずる(ごまかし)をする基準は自己イメージ、それも他者を意識した自己イメージというより自分の中での自己イメージに影響されることが驚きでした。実験結果について、それってこういう要素が含まれているからじゃないの?と思ってもちゃんとその後に補足実験があって疑問は解決されるので気持ち良く読めました。実験結果に地域性はあまりなかったようですが、本当にそうなのか、ぜひ日本でも同様の実験をしてみてもらいたいです。

  • R

    人間が嘘をついたり、ごまかしたりするのはどういう状況で起きやすいかを実験しまとめた本でした。もともと人間はごまかしをするのだという結論でもあるのだけど、それ以上に、他人や状況からの影響がとても大きくて、自発的な嘘やごまかしというよりも、なんらか意識下の判断でもあるかのようにごまかしてしまう状況なんかが見られて大変面白い。情動に逆らえず都合のよい解釈を行うところだとか、身に覚えのある感じで読んでいていたたまれない気分になりました。

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