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ISBN 10 : 4622097575
Content Description
ホロコーストを描く作品が大量に普及するのに反して理解が陳腐化し、サバイバーの感動物語が消費され、安易な教訓が引き出される。その一方でナチを礼賛する極右が台頭し、大国の大統領が「ヒトラーは良いこともした」と発言するかと思えば、600万の犠牲を出したユダヤ人国家がガザでの虐殺をやめない。なぜこのような状況に至っているのだろうか。領域横断的なホロコースト研究を統合し、現在を思考する歴史学の書。
【著者紹介】
ダン・ストーン : ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校歴史学部教授。同大学ホロコースト研究所所長。ホロコーストの歴史以外にも、比較ジェノサイド論、ファシズム、「人種」概念の歴史、それに歴史理論などに関心を寄せている思想史家である。Patterns of Prejudice,Journal of Genocide Research,Critical Philosophy of Race,The Journal of Holocaust Research,Hypothesis and History of Communism in Europe各誌の編集委員、帝国戦争博物館のホロコースト・ギャラリー再編成のための学術諮問委員会議長を務める
大山晶 : 1961年生まれ。大阪外国語大学外国語学部ロシア語科卒業、翻訳家
武井彩佳 : 早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学より文学博士取得。専門はドイツ現代史、ユダヤ史、ホロコースト研究。学習院女子大学国際文化交流学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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