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神曲煉獄篇 講談社学術文庫

ダンテ・アリギエリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922432
ISBN 10 : 4062922436
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イタリア最高の詩人ダンテが十四世紀初めに著した百歌からなる『神曲』は文学、美術、現実の政治等に多大な影響を与えた、キリスト教文学の最高峰とされる叙事詩である。地獄を離れ到達したのは地上での七つの大罪を贖う場=煉獄だった。ダンテはここで身を浄め、自らを高めていく。知の麗人ベアトリーチェを案内人にして、ダンテは天国へと昇る。

【著者紹介】
原基晶 : 1967年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。同大学大学院博士前期課程修了。専攻はイタリア文学、中世ルネサンス文化。1998‐99年、イタリア政府給費留学生。東京学芸大学講師、お茶の水女子大学講師等を経て、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    地獄を離れ、煉獄へと辿り着いたダンテ。7つの滞在を贖う場である煉獄。身を浄化し、自分を高める様子が伺えました。罪を贖ったダンテはベアトリーチェに連れられ天国へと自らを昇華していくのですね。

  • 優希

    地獄を離れ、導かれたのが煉獄でした。7つの大罪を購う場で、ダンテは身を浄め、自らを高めることになるのですね。罪の中で最も重いのは高慢というのが刺さりました。身分ではなく、生き方によって人の価値は決まるからでしょう。そして、ヴェルギリウスはこの煉獄から去ってゆき、ベアトリーチェにより、次なる旅へと導かれることになるのです。

  • もといま。

    夏バテなんかの影響もあるのか、地獄篇よりも一層読むのに時間がかかってしまった。相変わらず親切で詳細な注釈と解説に助けられながら、なんとか読み進む。地獄篇と同じく、実在の人物が贖罪をしているのだけれど、地獄篇と比べると、より国家とか教会とか、大きなものに対する堕落への警鐘を鳴らしているという印象を受けた。地上楽園で登場したベアトリーチェの口調が、軍隊式というか、結構厳しくて驚いた。初恋の相手が天使のように優しく、天国へといざなってくれるのかと思ったので、だいぶイメージが違った。天国篇も頑張りたい。

  • Francis

    原基晶訳の煉獄篇。やはり原訳が一番である。イタリア語は分からないけれども、これまで読んだ三つの訳よりもより正確に訳されているし、それでいて変に難しく訳されているのでもない。原先生の解説により、ダンテの思想、神曲が書かれた時代背景も分かり、より神曲を理解することが出来るようになっている。次はいよいよ天国篇だ。いざ行かん、ダンテとベアトリーチェとともに四度目の天国の旅へ!

  • rinakko

    引き続き、素晴らしい各歌解説のお蔭でとても面白い。以下、解説からの覚書。ダンテは地獄のような世界を糾弾し、その報われない現実の中で人はいかに生きればよいのかを考察している。煉獄篇は〈友情篇〉という別名を持つ(友情をもとにした調和の世界の再構築)。第九歌から主題と表現が更に高度化し、読者にアレゴリー的解釈を呼びかけている。愛と自由意志との関係の前提に、タブラ・ラサ「白紙」理論がある(神がそこに“第一概念”を書き込む)。第21歌から第26歌までの主題は詩。

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