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神曲天国篇 講談社学術文庫

ダンテ・アリギエリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922449
ISBN 10 : 4062922444
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イタリア最高の詩人ダンテが十四世紀初めに著した百歌からなる『神曲』は文学、美術、現実の政治等に多大な影響を与えた、キリスト教文学の最高峰とされる叙事詩である。神の力が横溢する十天からなる天国で、聖ベルナールの案内によりダンテはついに神と出会う。神との合一を果たし、三位一体の神秘を直観して、三界をめぐる旅は大団円を迎える。原典に忠実かつ読みやすい新訳。最新の研究の成果に基づく丁寧な解説。

【著者紹介】
原基晶 : 1967年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。同大学大学院博士前期課程修了。専攻はイタリア文学、中世ルネサンス文化。1998‐99年、イタリア政府給費留学生。東京学芸大学講師、お茶の水女子大学講師等を経て、現在、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 優希

    3世界の旅はこれで幕を閉じます。神の力によりおさめられている十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神と会い見えるダンテ。神との合一を果たすのが印象的です。三位一体を直観し、3つの世界を巡る旅が終わるのは大団円ですね。

  • 優希

    地獄から始まった旅はいよいよ幕を閉じます。ベアトリーチェにより天国へ導かれたダンテ。神の力が横溢する十天からなる天国で、聖ベルナールの案内で神に出会うことで、三位一体の神秘を知ったのだと思います。キリスト教文学の最高峰であると称されるのも納得でした。

  • マウリツィウス

    【《》】ディヴァイン=《プリズン》、コキュートス=「ジュデッカ」。18号機と13号機、エヴァンゲリオンと福音書、ギリシャ正教とロシア正教、福音主義とエヴァンジェリカル、欽定訳と英国【国教会】、シャーロック=ホームズとワトスン、ヒイロではなくバスカヴィルの民、シェイクスピアとシェークスピア、「トラップ」に「決まっているだろう」《?》。ストーン・《オーシャン》と「レクイエム」、【まだまだこれからだ】。ルシフェル/デュアル《=》システム「《覚醒》」へ。結局/決着はフィールド=オン=ラクール・《ホープ》。覚醒再臨

  • えみりん☆

    地獄篇が一番面白くて煉獄篇・天獄篇と進むにつれて面白くなくなるとの感想をよく聞きますが、確かに地獄篇は多少読みやすい気はしました。冒頭の言葉「まっすぐに続く道はどこにも見えなくなっていた。」というダンテの絶望感は切実だったのでしょう。そして最後の「我が望みと我が意志を回していた、太陽と星々をめぐらす愛が、」に象徴されるようにキリスト至上主義。この後に起こる大飢饉による膨大な犠牲者、そんな中この叙情詩はヨーロッパで支持され続けたのでしょうか。解説付きでなんとか読了、年末に読むには良い本だったかも。

  • たかしくん。

    天国編は、特にキリスト教の予備知識がある程度無いと、難しいところもかなりありました。正直、一読では理解できなかったところも多かったです。それでも、出だしから、俗世間を超越した星空をさまようダンテ、その表現の美しさには、どこかフォーレのレクイエムの美しいメロディが常に流れているような不思議な感覚になりました。中盤は、俗世間の様々なコメントも数々と現れてきますが、エンディングはまた宇宙を自在にめぐるような詩で収束していくような。。

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