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神曲地獄篇 講談社学術文庫

ダンテ・アリギエリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062922425
ISBN 10 : 4062922428
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

イタリア最高の詩人ダンテが十四世紀初めに著した百歌からなる『神曲』は文学、美術、現実の政治等に多大な影響を与えた、キリスト教文学の最高峰とされる叙事詩である。古代詩人ウェルギリウスに導かれて巡る九層構造の地獄。そこで、ダンテは生前に悪をなし、責め苛まれている教皇、聖職者、ダンテの政敵たちを発見する。魂の旅路が幕を開ける。原典に忠実かつ読みやすい新訳。最新の研究の成果に基づく丁寧な解説。

【著者紹介】
原基晶 : 1967年、東京都生まれ。東京外国語大学外国語学部イタリア語学科卒業。同大学大学院博士前期課程修了。専攻はイタリア文学、中世ルネサンス文化。1998‐99年、イタリア政府給費留学生。東京学芸大学講師、お茶の水女子大学講師等を経て、東海大学文学部ヨーロッパ文明学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マリリン

    当時の時代背景や解説等が詳しく書かれていて、作品の理解を深めるのに役立った。キリスト教では鳩は無垢な愛情を示すが、中世では動物は淫乱であると考えられ鳥類はその代表とだったとは。ダンテは本作の中で、罪なく正しい人が、神のいる世界で気候変動や戦争・疫病等で苦しまなければならないのかと問う。自身も政変により失脚し死刑宣告された事が、この雄大な抒情詩を生むきっかけになったのだろう。西暦1300年に描かれたダンテの旅「神曲」が多くの作品に登場するのは、宗教(キリスト教)的世界観により全宇宙を描き上げたからだろう。

  • 優希

    キリスト教文学の最高峰だと思いました。古代詩人ヴェルギリウスに導かれて巡る地獄の世界。魂の旅路はここから始まったのですね。

  • 優希

    重厚ながら読みやすいです。ヴェルギリウスに導かれ、地獄をめぐるダンテ。それはまさに魂の旅路なのかもしれません。キリスト教文学の最高峰と言われる原点はここにあるのだと思いました。

  • 姉勤

    古今の有名人、著名人を地獄に堕として、現世で不信心、悪事を働くとこうなるよ。となる、イタリアの往生要集。100の詩の内の34が地獄篇。古代の詩人ウェルギリウスとダンテの同行二人。地獄門から最下層のコキュートスへ。巻末の解説が秀逸で、これがないと全く頭に入らなかったと思う。作中のダンテの実際の失脚、屈辱を与えた相手への怨念返しが(神の御意志により、知らず知らずに怨敵の顔面に蹴りを入れる)人間らしくて微笑ましい。

  • 非日常口

    音読会で読了。FF4の四天王の名前みたいに親しみある名前もあればほとんどは誰なんだっというのも多く注釈を確認するのは大事。一方どうも当時からフラットな地球が常識の時代、本音では球体よ知っていたんじゃないかと匂う感じもする(翻訳のせい?)。ガリレオ〜コペルニクスあたりは、実は思ってたけど言えなかったことに対してスカッと発言した人たちなのかもしれないw 不和が第九層というのは、ヨブ記の影響なのだろうか。当時の歴史事情やチェーザレ読むなおして今度は河出の方でもっかい読みたい。

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