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自由と国家 下 繁栄する国 衰退する国 ハヤカワ文庫nf

ダロン・アセモグル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150506193
ISBN 10 : 4150506191
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自由を支える「狭い回廊」への道は一様ではなく、そこに留まるのも容易ではない。世界最大の民主主義国と言われながら、カースト制度に縛られたインド、アメリカのアンバランスな発展の功罪、幅広い連合の形成によって「狭い回廊」内への移行に成功した日本や南ア、失敗したトルコやジンバブエ。20年にわたる共同研究の集大成として、制度が自由を左右するメカニズムを徹底的に解き明かした渾身の書。

目次 : 第九章 悪魔は細部に宿る/ 第一〇章 ファーガソンはどうなってしまったのか?/ 第一一章 張り子のリヴァイアサン/ 第一二章 ワッハーブの子どもたち/ 第一三章 制御不能な赤の女王/ 第一四章 回廊のなかへ/ 第一五章 リヴァイアサンとともに生きる

【著者紹介】
ダロン・アセモグル : 1967年生まれ、トルコ出身。経済学者。専門は政治経済学、経済発展、経済理論など多岐にわたる。2024年に「社会制度が国家の繁栄に与える影響の研究」でサイモン・ジョンソン、ジェイムズ・A・ロビンソンと共同でノーベル経済学賞を受賞

ジェイムズ・A.ロビンソン : 1960年生まれ、イギリス出身。シカゴ大学ハリス・スクール・オブ・パブリック・ポリシー教授。専門は政治経済学と比較政治学、経済発展と政治発展。ラテンアメリカとアフリカの研究者で、ボツワナ、モーリシャス、シエラレオネで研究を行う。2024年に「社会制度が国家の繁栄に与える影響の研究」でダロン・アセモグル、サイモン・ジョンソンと共同でノーベル経済学賞を受賞

櫻井祐子 : 翻訳家。京都大学経済学部卒、オックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • iwtn_

    上巻から続けて読了。大まかな方針に異論はない。自由は大事だし、困窮し飢えている状態は自由とはとても言えないので、国家を適切に維持することは重要だ。ただ、回廊の幅や形が変わる点については、あまりモデルとして良いかは疑問が残る。国ごとに変わるとするのは歴史的経緯などの複雑さを表現するには良いかもしれないが、複数の国家を同じ図の上で比較することができなくなるわけで。回廊への距離とか位置で表現したほうが良いのでは。そういう意図ではないかもだが。続編?は技術的な面の考察らしく興味はあるが、文庫化を待つか待たぬか悩む

  • くらーく

    下巻の索引も上巻と同じく、日本については2か所。下巻は、ドイツやアメリカなど回廊の国と、回廊に入った国の事例などが記載されているが、なんと、P.353〜359は、日本が取り上げられている。早川書房さん、どうなっているの? 戦前は、専横のリヴァイアサンだったが、GHQの統治もあり、社会の力が増し、狭い回廊に入った日本の説明。なるほどねえ、と実感するわ。国民主権は重要だったねえ。 全編を通して、主題図を基に、各国の歴史を通じて、どうやって狭い回廊に入ったか、出たかを説明している。 まあ、これもひとつの説だな。

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