String Quartet.2, 3, 4, 5: Klangforum Wien Sq

ダヒンデン：弦楽四重奏曲集

コンポーザー/トロンボニスト/インプロヴァイザー、ロランド・ダヒンデンによる弦楽四重奏作品。各作品は影響を受けた著名なヴィジュアル・アーティストに捧げられています。4作品ともアート作品から得たイメージを元に作曲されていますが、イメージをそのまま使うことは避けている、とのこと。
　ダイナミック・バイノーラル・システム・レコーディングを採用することで、サウンドが空間を通して移動してくるような効果があり、ステレオのラウドスピーカーで聴くと、空間の周辺部に向かっていくような感覚を、ヘッドフォンで聴くと空間の真ん中にいるように感じられる、とのことです。
　ロランド・ダヒンデンは1962年スイス生まれ。オーストリア、グラーツ、フィレンツェ、米国コネティカット州、英国バーミンガムの音楽大学でトロンボーンと作曲を習得。インタープリター/インプロヴァイザーとしてヨーロッパ、アメリカ、アジア各国で精力的に演奏活動を行っています。MODE, Black Saint, Braxton House, HAT HUT,Klangschnitte,Lovely Music, World Editionでレコーディングをおこなっています。
　ケージ、Ablinger、de Alvear, Braxton, Lang, Lucier, Newman, Wolffなどの作曲家が、ダヒンデンのために作品を書いています。

ロランド・ダヒンデン（1962-）

・Mind Rock（弦楽四重奏曲2番）(2000)
・Flying White（弦楽四重奏曲4番）(2003)
・Poids De L’ombre（弦楽四重奏曲5番）(2004) for Stephane Brunner
・Mond See（弦楽四重奏曲3番）(2001) for inge Dick

クラングフォーラム・ウィーン弦楽四重奏団