ダニエル・マルシェッソー

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シャガ-ル 色彩の詩人

ダニエル・マルシェッソー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422211473
ISBN 10 : 4422211471
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1999
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うなぎ

    ブックオフの戦利品。ぎっちり解説、沢山の絵がビッチリのありがたいシリーズ。シャガールの見たことない綺麗な絵だらけで眺めるだけで幸せ。ロマンティックな小話のついてる『誕生日』って絵のシャガールの奥さんベラ視点の詩が載ってて泣けた。シャガール本人がオペラ座のステンドグラスの制作をしてる写真も見れて、お得な本だった。シャガール本の中で絵のチョイスが一番好みかも。

  • D.Okada

    シャガールの芸術の原点はやはり故郷にあったようだ。ロシア的ユダヤ的な「私と村」、フランス的な「農夫のくらし」にはそれがよく表れている。「色彩の詩人」という副題であるが、シャガールは「愛の芸術家」とも言えよう。

  • M

    シャガールをイディッシュ語やハシティズムなどユダヤ教のアイデンティティの側面からだけではなく、色彩を中心にして、様々な文化圏を行き来することによって、その独自の世界観、無垢な詩的言語へと昇華するに至った過程が丁寧に記されている。ティツィアーノの絵画が形態よりも色彩を優先させることによって見る人の視覚だけでなく、触覚を刺激するように、シャガールの極彩色の輪郭線に縁どられた魅惑的な色彩は見る人の想像力が刺激され、白昼夢や内省的な思索から得た幻想的なイメージ、既知の体験が立体的に浮かび上がってくるようである。

  • PG

    オペラ座の天井画『夢の花束』の話をした際母より拝借したマルク•シャガールの伝記。▶︎彼は20世紀に仏で活躍したユダヤ系ロシア人。本書副題に”色彩の詩人”とある様に、詩的かつ鮮やかな作風。妻ベラへの愛を表現したことから”愛の画家”と呼ばれるも、外交的ではなかった。(シュールレアリストと言われるのも嫌った)▶︎大戦でナチスによる作品破壊や亡命を経験。パリで評価されたが苦労も多かった。98歳の長い生涯を南仏で終える迄、飽くなき探究心を持ち続けた。▶︎彼のセンスは正に常人離れした”芸術家”のものであると感じる。

  • Э0!P!

    一般に画集というと、先に画家の説明がついていて後ろに絵がまとまっているイメージだが、この本はシャガールの生涯を追いながら、そのときに描かれた絵を逐次配置していく方法をとっており、それぞれの絵が抱擁している背景を知るのには、好ましいといえる。ただ、載せられた絵の色合いが明らかに他の画集と異なっており、恐らく実物とも大きく乖離しているのではないかと思われる。色彩にこだわるなら他の画集と見比べるとよいかもしれない。

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