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アラビア科学の歴史

ダニエル・ジャカール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422211916
ISBN 10 : 4422211919
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

9〜15世紀のイスラム文明が、科学全般において高い水準であったことがわかってきた。本書はそのイスラム文化を科学の面からアプローチ。豊富な図版でアラビア科学の時代におけるイスラム文化の水準の高さを証明。

【著者紹介】
ダニエル・ジャカール : 高等研究院の指導教授で、中世科学史を教えている。ラテン語学者でアラビア研究家でもあり、科学的知識を文化的な枠組みのなかでとらえなおすことに力を注いでいる

吉村作治 : 1943年東京都生まれ。エジプト考古学者。早稲田大学客員教授(工学博士)。1966年アジア初のエジプト調査隊を組織し現地に赴いて以来40年にわたり発掘調査を継続。数々の発見により国際的評価を得る。2005年1月「未盗掘・完全ミイラ」を発見し世界の注目を浴びる。2006年7月から、ミイラマスクを含む、40年間の発掘成果を日本全国で巡回展示中

遠藤ゆかり : 1971年生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    このシリーズは色彩豊かな絵が多く楽しめます。ただ内容は結構程度が高く理解するのにはじっくり読む必要があると感じています。この本を読んでいるとかなり昔はアラビアにおいては数学も進んでいたので科学、天体観測などにもりようできていたということなのでしょう。

  • 姉勤

    モスクの均整のとれた美しさや、モザイクの幾何学模様。湾曲したナイフとターバンのある意味野蛮なイメージが強いアラビアの印象を覆す本書。ヨーロッパの暗黒時代の最中、9世紀から15世紀にかけて中東で発達した、数学、天文学、医学、薬学、哲学。それらは現代の科学文明に繋がり、ヨーロッパでは途絶えたギリシャ文明を継承、発展させたものだった。ギリシャに限らずイスラム化したインドからも翻訳輸入し、ゼロを始め、アラビア数字がスタンダードな数学がそれの証左となっている。ルネサンスは、つまるところアラビア科学のリバイバル。

  • 春ドーナツ

    「サイン・コサイン・タンジェント!」投稿する前に欠かせないのが誤字脱字はもちろん、事実関係の確認です。三角法(三角関数)の話が図入りで出てくる訳です。そこではインドよりもたらされたサインによって、計り知れない科学的発展があった。月の満ち欠け(by佐藤正午)とか、いろいろ。そして冒頭に循環する。パッと数億年ぶりに呪文が閃いたけれど、正しかった。よかったけれど、三角法の根本から、その応用に関する素養がないものだから「ふうん」と流してしまう。知恵の天秤、ハマーの揚水車、アストロラーベ。造形的なものには食いつく。

  • bapaksejahtera

    代数や化学の語を欧州に齎したアラビア語。古代ギリシャの人文自然科学は、ローマ支配の下、むしろ近東で花開く。その後ビザンチンの退潮で同地はイスラムの支配が進む。他方ラテン語が優位となったキリスト教欧州は中世の停滞に入る。代わって隆盛のイスラムが文化を継承する。本書はこの状況を豊富なカラー図版と共に説く。頗る判り易い。天文学医学化学(錬金術)数学(三角法、代数、幾何)等は、更なる発展を遂げ、夜明後の欧州に引き継がれた。が繁栄を遂げたアラビア学問は、その後支配権を握った異民族の陰、コーランの学としてのみ留まった

  • 太鼓

    アラビア世界の科学史。当然日本とは違う発展の仕方をしているので、違えば違うほど面白い。別の地域の同じような本も読んでみたい。

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