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西洋の自死 移民・アイデンティティ・イスラム

ダグラスマレー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492444504
ISBN 10 : 4492444505
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

シリア難民・移民問題をめぐり当事者、賛成派、反対派などを徹底取材した英国の新進気鋭ジャーナリストが欧州と西洋文明の終焉を予測

【著者紹介】
ダグラスマレー : 1979年生まれ、新進気鋭の英国人ジャーナリスト。英国の代表的な雑誌の一つ『スペクテーター』のアソシエート・エディター。『サンデー・タイムズ』紙や『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙へも寄稿多数。英国議会や欧州議会、ホワイトハウスでも講演を行った実績がある。『西洋の自死―移民・アイデンティティ・イスラム』は英国で10万部を超えるベストセラーとなり、世界23カ国で翻訳。『サンデー・タイムズ』紙のナンバーワンブック、『イブニング・スタンダード』紙のブックオブザイヤーにも選ばれた

中野剛志 : 1971年、神奈川県生まれ。評論家。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』『世界を戦争に導くグローバリズム』(ともに集英社新書)、『国力論』(以文社)、『真説・企業論』(講談社現代新書)、『保守とは何だろうか』(NHK出版新書)、『官僚の反逆』『日本の没落』(ともに幻冬舎新書)、『富国と強兵 地政経済学序説』(東洋経済新報社)などがある

町田敦夫 : 翻訳家。映像メディアの翻訳も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    『西洋の没落』『文明の衝突』『歴史の終わり』に並ぶ問題作。EUの移民・難民政策によって西洋の文化が変容し、自死を遂げつつあると警鐘を鳴らす徹底ルポ。欧州の人々の家であった場所には、移民たちが自分たちの伝統を手放すことなく異文化のコミュニティを築き、移民が優位になった地域からは西洋的なものが剥ぎとられていくだろう、と大量難民のもたらす人口的・政治的現実を分析する。これまでドイツのメルケル首相が行ってきた「多文化社会を築き、隣り合わせに暮らし、互いの文化を享受する」という移民・難民政策の歴史的背景にある〈西洋

  • HANA

    一時期ニュースで見なかった日の無い欧州への大量の移民難民。その事から表面化した問題を読み解いていく。後半は失速気味だけど、前半の異論を許さぬリベラル政治から移民の流入、問題の表面化は一気読みする面白さ。著者のスタンスからいくらか割り引いて読まなければならないが、斯様なリベラルと大衆の乖離ってどこの国でも起きているような気がしないでもない。アメリカのトランプとポリコレの関係もそうだけど、結局は善意で世界を真っ白にしようとした歪みがあちこちで出ているような気もする。地獄への道は善意で舗装されているというか…。

  • 榊原 香織

    欧州はイスラム系難民を受け入れすぎたせいで文化的に滅びに向かっていく、と言う話。 テロ多発してるし 地元民より移民が多くなる地域も。 日本が門閉ざしてるのが好意的に挙げられてるが、これから開放してくらしいのでどうなることか

  • ふみあき

    メルケル元独首相が無制限に国境を開放してから発生した、移民と西欧人の間の胸糞悪い軋轢の事例がわんさと紹介される。移民による性犯罪を政府、警察、メディアが組織的に隠蔽。レイプの当の被害者が「イスラモフォビア」に加担することを恐れ、告発をためらうという倒錯した心理。エリートたちは涼しい顔で高邁な理想を語るが、その負債は全て大衆に押し付けられる。価値の称揚をやめた西欧政治の空隙に、イスラム教が堂々と侵襲する。結婚という営みを意義ではなくメリットで論じるような、浅薄な個人主義が蔓延する近年の日本も他人事ではない。

  • Sam

    「大衆の狂気」が圧巻だったので遡ってこちら。これもまた分量的にも内容的にもヘビーな一冊でいろいろ考えさせられた。メルケルを始めとした政治家たちの自己欺瞞により大量の移民を受け入れてきた西欧は、その人数に加え高い出生率により今世紀中にはイスラムの世界になるという。イスラムの人々もいずれは西欧のリベラルな価値観を受け入れ同化して行くだろう、などという能天気な予測は二度と口にできなくなる。筆者の怒りや嘆きがよく伝わってくる一方で、筆致は冷静だし分析も非常にロジカル。出版から5年経過してるが読むべき一冊と思う。

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