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イスラ-ムから見た「世界史」

タミム・アンサーリー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314010863
ISBN 10 : 431401086X
Format
Books
Release Date
September/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西洋版の世界史の後景に追いやられてきたムスリムたちは、自らの歴史をどう捉え、いかに語り伝えてきたのか。歴史への複眼的な視座を獲得するための、もう一つの「世界史」。イスラーム世界の成り立ちが見える1冊。

【著者紹介】
タミム・アンサーリー : アフガニスタン出身、サンフランシスコ在住の作家。「サンフランシスコ・ライターズ・ワークショップ」ディレクター。アメリカにおける複数の世界史の教科書の主要執筆者であるとともに、「サンフランシスコ・クロニクル」「LAタイムズ」「Encarta.com」などに寄稿

小沢千重子 : 1951年東京生まれ。東京大学農学部卒。現在ノンフィクション分野の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    イスラム世界から見た世界史ということなのでしょう。当然あっていいと思います。日本から見た世界史もいくつもあるのですから。ただ我が国においては欧米がいつも基準となっていて世界史もそのような書き方になっています。この本は物語調で読みやすくかつ分かりやすく、中公新書のシリーズ「物語・・・の歴史」を詳細にしたような感じです。 日本人でも山内先生にでも書いてもらいたいですね。 

  • 出世八五郎

    水野晴郎じゃないが『いや〜読書って本当に素晴らしいですね♪』と知的好奇心を刺激された。これ一冊で中東史(イスラーム=ミドルワールド)の全てが分かると断言していいほどの良書。故に中東問題の理解を助ける。西洋史理解にも役立つと思う。本書が素晴らしいのは、翻訳者の技量。翻訳物にありがちな違和感を感じることなくスラスラ読めること。それと物語のような著者の叙述方法に、歴史小説のような楽しさを覚える。これは著者が作家であり教科書執筆者であるからだろう。価格は高いが手元に置いて置きたい一冊です。

  • ゲンショウ

    気になっていたので拝読。人の歴史は繰り返されているのですね…優劣の位置を変えながら。強者のエゴと弱者の悲しみとを積み重ね…そして崩しながら。

  • テツ

    いわゆるイスラム国のテロについての事件を耳にしても日本に暮らす大半の方々はスンニ派とシーア派の違いやその成り立ちを、それどころかイスラム教とはなんぞやということについてすらあまり知らないと感じるので、こうしたイスラム世界から見た我々の世界について書かれた本というのは一読しておくと世界情勢を理解しやすくなるのかもしれない。十字軍とかいう殺戮略奪集団は言うに及ばず、信仰や文化の摩擦というのは凄まじい悲劇を生み出す。理解出来なくても知ろうとすること。理解出来なくても互いに受け入れようとすること。心がけたい。

  • BLACK無糖好き

    世界的な広い枠組みから見る事でイスラームの歴史のダイナミズムを感じられる。中でも預言者ムハンマドと、正統「カリフ」の四人の男たちを描いた章が特に印象に残った。預言者の後継問題から発展した神学上の分裂で、アブー・バクルの支持者とアリーの信奉者のあいだの見解の不一致が、最終的にスンナ派とシーア派を生み出す事につながったというのは興味深い。◆イスラーム世界と西洋世界の対立に限らず、お互いに相手の歴史観を深く理解する事が、より分別のある議論をする土台となるだろう、との著者の指摘は大いに頷ける。 

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