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イスラム帝国夜話 上

タヌーヒー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000611725
ISBN 10 : 4000611720
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。

目次 : 死者に嘘つく要はなし/ 本当の利益とは何か/ 宰相の寛大さをバルマク家にたとえる/ 貧すれば鈍する/ 成り上がりだが無類の気前よさ/ イブン=アルジャッサースが莫大な科料に処せられる/ 宰相の首のすげかえ金次第/ 靴音さえ気遣う/ 高級軍人の遺産の壷/ 気前のよい男とはこんなもの〔ほか〕

【著者紹介】
森本公誠 : 1934年生まれ。東大寺長老。2004‐2007年、東大寺第218世別当・華厳宗管長をつとめる。京都大学文学博士。イスラム史家として、同大学で長年にわたり研究・教育に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きのたん

    課題図書として渡された。題名を見ると面白そうな話でいっぱい。アラビアンナイトみたいなものかな。しかし、じっくり読むには時間が。今ブロックのような薔薇の名前を読んでいる。いつか読もう。

  • mob

    ・ブワイフ朝支配前後の若干の混乱はあれど、中世イスラム社会の精神的な安定感が伝わってくる説話集。飛躍の必要を感じさせない(千年前にしては)非常に成熟した雰囲気の社会。人脈とコネは大事だが、宗教の縛りは緩く善行を呼びかけるばかり。世俗と教会がぶつかり家族問題に干渉しフラストレーションを溜め合う中世西欧などとは全く違う。 ・頻出する賄賂は結局、主権者に対する犯罪なので、主権者が国民の時代なら理性的に考えて許すことはあり得ないが、主権者がカリフや王様なら民衆視点で見方が全く変わる。同じ基準で考える方が間違い。

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