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僕の大統領は黒人だった 下 バラク・オバマとアメリカの8年

タナハシ・コーツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766427066
ISBN 10 : 4766427068
Format
Books
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、現代のアメリカを代表する黒人知識人タナハシ・コーツが、アメリカ初の黒人大統領バラク・オバマとアフリカ系アメリカ人が歩んだ8年の軌跡を追うものである。コーツの旅は、ハーレムのハローワークから始まり、大統領執務室でのバラク・オバマへのインタビューで終わる。「これだから俺たちは白人に負けたんだ」「アメリカの娘」「南北戦争を研究する黒人がほとんどいないのはなぜか?」「マルコムXの遺産」「黒人大統領の恐怖」「賠償請求訴訟」「大量投獄時代の黒人家庭」「僕の大統領は黒人だった」という、オバマ政権の8年を描くエッセイは、この間の黒人を取り巻く状況に白人至上主義があることを明らかにする。『世界と僕のあいだに』、『美しき闘争』によって、一躍、現代アメリカを代表する黒人オピニオンリーダーとなったタナハシ・コーツが「ブラック・ライヴズ・マター」の本質を描く、必読の書。

目次 : 第7章 二〇一五年/ 第8章 二〇一七年/ エピローグ アメリカ史上初の白人大統領

【著者紹介】
タナハシ・コーツ : 1975年にメリーランド州ボルチモアで生まれる。1993年ハワード大学入学(中退)。これまで3冊のノンフィクションと1冊の小説を発表している。大ベストセラーとなった『世界と僕のあいだに』(原著2015年)で全米図書賞とカーカス賞を受賞し、コーツ自身もマッカーサー基金の天才奨学金を受ける。ほぼ10年間定期寄稿者だった『アトランティック』誌を中心に、活発な執筆活動を続けている。『僕の大統領は黒人だった―バラク・オバマとアメリカの8年』第6章の「賠償請求訴訟」(2014年、同誌に発表)で、ジョージ・ポーク賞、ストウ賞などを受賞し、アメリカを代表するジャーナリストと目されるようになる。また、マーベル・コミックスの脚本も手がけている。その発現が常に注目を集める有力なオピニオンリーダーである

池田年穂 : 1950年横浜市生まれ。慶應義塾大学名誉教授。歴史学者。翻訳家。多数の訳書がある

長岡真吾 : 1961年生まれ。福岡女子大学国際文理学部教授

矢倉喬士 : 1985年生まれ。西南学院大学助教。大阪大学大学院言語文化研究科博士課程修了。博士(言語文化学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Mc6ρ助

    『オバマとトランプの両方に投票した市民がいるからといって、それが人種差別がないことの証明とはならない。逆にあることの証左となる。オバマはホワイトハウス入りを達成するのにハーバード卒の法律家であること、一〇年におよぶ政治経験、そしてこの国の多様な階層の人びとに語りかけることのできる類いまれな演説の才能が必要だった。ドナルド・トランプに必要だったのは、金と白人特有の大声でのいばり散らしだけだった。(p156)』白人であるだけで大統領になった初めての男、トランプ、始まりに過ぎないかもとなると、ちょっと恐ろしい。

  • sk

    現代の黒人の置かれた複雑な状況をうまく描き出している。

  • takao

    ふむ

  • sn_ex_sd

    書くことは己の惨めさ、情けなさを直視しなければいけない大変な作業と著者は言っているが、この本を読むことは、己の無知と浅はかさと向き合うことになる ショックな経験だった。白人の略奪によって成り立っているアメリカという国家。点だと思っていた問題が、線で悪くも繋がっているという指摘。本当に知らないことが多く、そして知っていても点でしか物事を捉えられてないと痛感させられた。知ったかぶりをして頷くたびに学ぶ機会を失っていると本文中にあったがまさにその通りだ。学び続けた上で行動することを止めないと心に決めた。

  • yuan

    長い長い差別の歴史を経て、ついに誕生したアメリカの黒人大統領ということで、どうしてもひいき目に見る自分がいる。この本には、日本ではほとんど報道されることのない(されたとしても気づかなった)、バラク・オバマ大統領の8年間の軌跡が書かれている。黒人大統領ゆえに何ができなかったのか、同じアメリカに生きる黒人である筆者の厳しい指摘を知れたことがとても有益だった。

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