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なぜ書くのか パレスチナ、セネガル、南部を歩く

タナハシ・コーツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766430400
ISBN 10 : 4766430409
Format
Books
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

言葉には、世界を変える力がある。
黒人として、父として、作家として――。
書くことで世界と闘い、生きのびてきたタナハシ・コーツが
暴力と希望のはざまで、「なぜ書くのか」を問いつづける魂の記録。

音とリズムにとり憑かれた少年が、
言葉に導かれ、書くことで世界とつながっていく。

奴隷制の記憶が残るアメリカ南部、
植民地支配の影が今も横たわるセネガル、
分断の続くパレスチナ。

そこに生きる人びとの声に耳を傾けながら、
タナハシ・コーツは「書くこと」の力と責任を深く問う。
世界の不条理に言葉で立ち向かうすべての書き手への渾身のメッセージ。

【著者紹介】
タナハシ・コーツ : 1975年メリーランド州ボルチモア市で生まれる。ハワード大学(中退)を経てジャーナリズムの世界に入る。2014年の「賠償請求訴訟」(『アトランティック』誌掲載。邦訳は2020年の『僕の大統領は黒人だった』所収)で一躍脚光を浴び、数々の賞を受ける。2015年の『世界と僕のあいだに』で全米図書賞受賞、ピューリッツァー賞および全米批評家協会賞のファイナリスト。トニ・モリソンに「ジェームズ・ボールドウィン亡き後の間隙を埋めた」と評される。現在ハワード大学教授。本書で5冊目の著作となる。アメリカを代表するオピニオンリーダーの一人である

池田年穂 : 1950年横浜市で生まれる。慶應義塾大学名誉教授。タナハシ・コーツとティモシー・スナイダーの作品のわが国における紹介者として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヘラジカ

    『世界と僕のあいだに』と小説『ウォーターダンサー』以来のタナハシ・コーツ。簡単に言ってしまえば人種問題や植民地主義等に関する時事問題、三つの紛争の場を巡るエッセイ集なのだが、この書に書かれているメッセージ(特に”書く者”へ向けて)の重さは尋常ではない。ここまで深く広い観察と洞察を、広範な一般の読者に向けて明快かつ鋭敏に綴ることが出来る作家(またはジャーナリスト)は滅多にいないだろう。やはりパレスチナを扱った章は特に凄かった。「蒙が啓かれる」と言っても良いような経験。必読の書である。

  • naff1968

    先日のサッカーの代表戦で、国歌を眼を潤ませながら歌う監督を見て、急速に応援する気を失ったのを思い出していました。“国家“というフィクションを支えるために生み出される大文字の“物語“の数々、そこで失われる命なんぞには誰も目もくれない。著者とともに、読み、考える。“物語“から生まれる感情に押し流されないように。

  • 林克也

    第4章について。 この件については、あの10月7日以降に(1990年頃から細く長くは読んできたが)読んできた本の濃度が濃過ぎて、コーツ氏のこの文章は、私にとってはかなり消化不良、深く読み込むことができなかった。

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