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ISBN 10 : 4272510185
Content Description
ゲットーで何が起き誰がどう生きたかを記録
1941年3月から43年12月まで設置されたクラクフ・ゲットー。その地で薬局を営むポーランド人の著者は、退去命令に従わず居座り、ユダヤ人への支援者、ナチの暴虐の記録者として2年半を過ごす。本書はその克明な回想録である。
[目次]
初版まえがき
第二版まえがき
第一章
ゲットーの設置と編成―新しい生活―新しい知人たち
第二章
比較的平穏だった日々―最初の移送行動―ドイツの秘密諜報機関員―九四二年六月二日から四日にかけての移送行動
第三章
陸軍中尉ブスコ―一九四二年六月八日の移送行動―ゲットーの縮小―困難な生活環境―一九四二年十月二十八日の移送行動―迫害された人々の様子
第四章
プワシュフ収容所―ゲットー域の再縮小―プワシュフでの刑執行―移送者の確かな消息―ゲットーAとB―クラクフ以外から入ったゲットー住民―薬局閉店の試み―規則の厳罰化―児童施設の設置
第五章
さらなるプワシュフ収容所への移送―一九四三年三月十三日および十四日のゲットー撤収行動―心理的謎―病人および子どもたちの殺害―悪夢の光景
第六章
死者の町―ゲットーの「清掃」―ゲットーの死刑執行人―ユダヤ人警官の運命―一九四三年十二月
第三版あとがき チェスワフ・ブジョザ
訳者あとがき
登場人物一覧
【著者紹介】
タデウシュ・パンキェヴィチ : 1908年サンボル(1919‐1939年ポーランド領、1939‐1945年ソ連領、戦後はウクライナ領)の薬剤師一家に生まれる。1907年に父がクラクフのポドグジェ地区に「鷲」薬局を開店。ヤギェウォ大学薬学部を卒業し薬学修士を取得後、1933年父から引き継いで薬局店主となる。1941年3月のクラクフゲットー設置から撤収までの2年半、ゲットー域にあった「鷲」薬局に残り、ゲットー外から通う3人の女性薬剤師とともにユダヤ人を支援する。親衛隊、憲兵、ゲシュタポの犯罪の目撃者として戦後、西ドイツの法廷で証言した。1993年死去
田村和子 : ポーランド児童文学翻訳家。1944年、札幌市生まれ。1979‐1980年、家族とポーランドのクラクフ市に滞在。1993‐1994年、クラクフのヤギェウォ大学に語学留学。東京外国語大学研究生を経てクラクフの教育大学で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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アーちゃん
読了日:2025/02/02
ファルコファン
読了日:2025/01/15
さわな
読了日:2025/09/17
earlgrey0903
読了日:2025/07/27
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