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ISBN 10 : 4480094350
Content Description
暴帝ネロの自殺後、ローマ帝国に泥沼の内乱が勃発した。各地の総督がその配下の軍隊に担がれて、次々と皇帝となったのである。紀元69年1月1日、ゲルマニア軍のウィテッリウスは、ヒスパニア総督であった元首ガルバに叛旗を翻す。アレクサンドリア軍からは、ウェスパシアヌスが皇帝として奉戴されていた。その結果、多くの市民の血が流れ、三人の皇帝が斃れた。そこには、人間の欲望が絡みあい、殺戮、陰謀、裏切りなど、凄まじい政争が繰り広げられた。本書は、希代の歴史家タキトゥスが、この同時代の壮大な歴史ドラマを、臨場感溢れる雄渾な筆致で記録したローマ史の大古典。
目次 : 序/ ローマ帝国の状況/ ガルバとピソの養子縁組/ オトの叛逆/ ガルバの抵抗と最期/ ゲルマニア軍の蜂起とウィテッリウスの擁立/ ウィテッリウス派の将兵、イタリアへ進撃開始/ オトと首都と属州/ 首都の不穏な気配/ オトの出陣〔ほか〕
【著者紹介】
タキトゥス : 56頃‐120年頃。ローマ帝政初期の歴史家。元老院議員として、法務官、執政官を務め、晩年にはアシア属州(小アジア西部)知事となる。共和政への郷愁と元首政への疑問を文筆活動の主題とし、『雄弁家についての対話』『同時代史』『年代記』などを著わす
国原吉之助 : 1926年、広島県に生まれる。1953年、京都大学文学部卒業。名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読了日:2012/11/27
富士さん
読了日:2018/03/10
Francis
読了日:2014/02/01
feodor
読了日:2012/05/12
白神 健吾
読了日:2016/02/11
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