ゾーイ・シュランガー

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記憶するチューリップ、譲りあうヒマワリ 植物行動学

ゾーイ・シュランガー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104557
ISBN 10 : 4152104554
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

トマトは水分が不足すると音を出す。トウモロコシは虫に食べられると、その虫の天敵を呼ぶ。こうしたメカニズムは自然な現象か、あるいは植物が意図的に引き起こしているのか? 最新の植物行動学の見地から、生物の「知性」や「主体性」とはなにかに迫る!

【著者紹介】
ゾーイ・シュランガー : アトランティック誌記者。Quartz誌とニューズウィーク誌で環境問題を担当。ニューヨーク・タイムズ紙、タイム誌、NPRなどにも記事を掲載。デトロイトの大気汚染報道で2017年全米科学記者協会賞を受賞、テキサス・メキシコ国境の水政策に関するシリーズで2019年リビングストン賞の最終候補。アトランティック誌では気候変動を担当

岩崎晋也 : 1975年生まれ。京都大学文学部卒。書店員などを経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    新刊コーナーより、原題「The light eaters」ににやり。クジラは、タコは、「賢いから食べてはいけない」みたいな言葉を聞くたびにモヤッとしていた(豚も牛も、きっと他の生物たちも頭がいいのに…)という気持ち…研究者たちのおかげでついに植物の「知性」にまで迫る時代になりました。読みながらこの「知性」という言葉すら人間の主体であることに気づかざるを得ません。生まれた場所に適応し、生き残り、次世代をのこすーそこに成功している生物に「単なる弱いもの」という定義は当てはまるわけがないのです。

  • TATA

    そもそもこのタイトルなんだ?植物行動学って?植物って行動するのか?ってそんなところからの読書。最新の研究だと植物は記憶を持つし、身内に優しかったりするとか、さらに集団で社会性のある行動をするとかも。読んでみるとなかなかのトンデモな内容なんだけど、どうもホントみたい。じゃあ人間に害をなすように植物同士が連帯すればそれこそ荻原さんの「我らが緑の大地」が現実にということ?うーん、小説やSFの世界までで留めておいて欲しいものですね。

  • おだまん

    上橋菜穂子さんの「香君」きっとこのへんのエビデンスを参考にされているんだろうなぁと思いながら。譲りあうヒマワリには感動を覚えます。生物には上下関係はないと思うし、人間との関わり合い方をもっと考えたくなる啓蒙書。

  • mkisono

    植物が持つ様々な脅威の能力に関する本。これまでテレビや書籍で見聞した内容は、ほんの一部なんだということがよく分かりました。中でも、チリで育つという「ボキラ」。「宿主の葉の形、大きさ、色を模倣する能力を持つ。寄生植物ではなく、主にカモフラージュとしてこの能力を利用していると考えられています」とのことで、まるで視覚を持っているように擬態できるそうです。鈴木先生のシジュウカラの研究も引用されていましたが、将来は「植物言語学」みたいな分野もあり得るかと思わせる内容でした。

  • Sosseki

    球根が芽を出すのに、寒さと暖かさが必要なこと、ひまわりが近親者の成長を妨げないようにしているの、という現象を題名に持ってきているが、私には、擬態をするので、視覚があるのではないかというのが、衝撃的だった。個人的には、動物も植物も「知性」も「個性」もあるのが、自然だが、なかなか学界では認められないようで、もどかしそうだ。カラーの写真が欲しかった。

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