ソーントン・ワイルダ

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カエサルの3月15日

ソーントン・ワイルダ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622086123
ISBN 10 : 4622086123
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界の頂上に立ったカエサル。男と女、友情と嫉妬、そして、孤独―。手紙のやりとりが暗殺までの8ヶ月を描き出す、ソーントン・ワイルダーの渾身作。

【著者紹介】
ソーントン・ワイルダー : 1897‐1975。新聞編集者の父とイタリア語翻訳家の母のもと、ウィスコンシン州マディソンに生まれる。イェール大学で学士号を取得(1920)の後、ローマのアメリカン・アカデミーでイタリア語と考古学を学ぶ(1920‐21)。プリンストン大学ではフランス文学の修士号を取得(1926)。フランス語の教師を務めた後、本格的に劇作、小説、翻訳などを手がけるようになる。小説『サン・ルイス・レイの橋』(1928)戯曲『わが町』(1938)『危機一髪(ミスター人類)』(1943)で三度ピューリッツァー賞を受賞。その他、その業績に対してドイツ出版協会平和賞(1957)、大統領自由勲章(1963)を、小説『八日目(The Eighth Day)』で米国芸術アカデミーのフィクション部門金賞(1968)を授かるなど、多数の賞を受賞している

志内一興 : 1970年東京に生まれる。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学(単位取得)。博士(文学)。専門は古代地中海世界史。中央大学兼任講師他。著書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    カエサルの最期に興味があったので、読みました。最近の作品だと思っていたら、70年前に書かれた作品で、著者はピューリッツァー賞を複数回受賞しているアメリカを代表する作家でした。史実に基づく歴史小説ではなく、著者がほとんど創作している歴史ファンタジーです。共和政ローマのスーパースター、カエサルはやはり魅力的でした。本作で区切りの1,500感想登録を達成しました。 https://www.msz.co.jp/book/detail/08612.html

  • Panzer Leader

    ピューリッツァー賞を三回受賞した作者が自ら「私のベスト」と宣うカエサルの暗殺迄の8ヶ月をほとんど創作された手紙のやり取りのみで綴った作品。翻訳者さんの力の入った注釈・解説もさることながら、その時代には存在していない人物を登場させたり想像上の人物を配置したりと歴史小説と言うよりは幻想小説とも言うべき意欲作...なんだけど自分には面白くは読めなかった。各登場人物たちの内面の吐露の連続が自分には合わなかったかも。

  • cochou

    様々なテーマを含んだ小説だが、男と女というテーマが面白い。クレオパトラ、自分の個人的な欲望に忠実なクローディア、カエサルのおば、妻、女優等登場する女性達がキャラが立っている。女性だけが参加できる宗教的な儀式を巡る策略というのも面白い。小説表現としては時間の経過を少しずらしているところが奇妙な感覚を呼び覚ます。

  • takeakisky

    ソーントン・ワイルダー描くところのカエサル。序文、面白いねと思うとヴォネガット。いやがおうにも高まる期待。で、驚きの書簡体小説。余白の多さについて行けるのか心配になる。愛称(当てこすりのあだ名)が多いのも大変。ではあるが、これが滅法面白い。大きすぎて機械人間だったり、浮世離れした魔術師だったりしない、でも適度に偉大な、生きたカエサルがいて。理性に真っ直ぐなカエサル。もう、出てくる人の全てが興味深い。読み了えるのが苦痛になるほど愉しく読む。

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