ソフィー・アンダーソン

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Books

雪娘のアリアナ

ソフィー・アンダーソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784092906778
ISBN 10 : 4092906773
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

雪と氷の冷たい世界の心温まる不思議物語

12歳の少女ターシャはある出来事からすっかり心を閉ざし、祖父が農場を営む山村で家族と静かに暮らしていた。
初雪の日、心をこめて作った雪娘に「友だちになってくれたらいいのに」と願うと、その夜、不思議なことに、雪娘に命が宿る。毎晩その雪娘のアリアナと過ごし友情を育む中で、ターシャは明るくて好奇心旺盛だった元の自分を取り戻していく。しかし、その冬はいつになく厳しく、祖父の病気も悪化。周囲の人々も春の訪れを待ち望むが、冬が終わることは親友のアリアナとの別れも意味していた。
ロシアの民話「雪娘」をモチーフに、少女の成長と友情を描いたファンタジー。
著者は『The House with Chicken legs(日本語版:「ヤーガの走る家」)』でカーネギー賞のショートリストにノミネートするなど、民話から着想を得て生み出した作品に定評がある。


【編集担当からのおすすめ情報】
臆病で引きこもりがちな主人公ターシャと、命あるかぎり世界を謳歌しようとするアリアナ。冬の冷たさと、心のあたたかさ。手放すときと、手をのばすとき。相対する糸を織り込みながら美しく綴られたファンタジー物語です。
ベルベットのような肌触りのカバーに金箔もあしらわれ、贈り物にもぴったりの一冊です。

【著者紹介】
ソフィー・アンダーソン : イギリス・スウォンジー生まれ。地質学者、理科の先生を経て創作の道へ。プロシア人の祖母から聞いた民話をモチーフに、家族愛や主人公の成長を描くファンタジーで人気。2018年、『The House With Chicken Legs』(邦訳『ヤーガの走る家』小学館、2021年)でカーカス誌ベスト・ブック賞、2019年カーネギー賞ショートリスト作品。著書はほかに『The Girl Who Speaks Bear』(2019年、2021年カーネギー賞ショートリスト作品)などがある

メリッサ・カストリヨン : イギリス人の母とコロンビア人の父のもと、ロンドン郊外に育つ。アングリア・ラスキン大学で児童書のイラストレーションで修士号取得。シルクスクリーンやリソグラフを使った鮮やかな色使いを特徴とし、2019年にはニューヨークのイラストレーター協会から金賞受賞。邦訳絵本に『ちいさなゆめがあったなら』(第30回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)最優秀翻訳大賞を受賞、工学図書刊)などがある。イギリス・ケンブリッジに夫と在住

長友恵子 : 翻訳家。訳書に『中世の城日誌』(産経児童出版文化賞JR賞受賞)(岩波書店)ほか。JBBY会員、やまねこ翻訳クラブ会員。池袋コミュニティ・カレッジ講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かもめ通信

    12歳の少女ターシャは、農場を一人でやっていくことが難しくなったおじいちゃんと同居するため谷間の村に両親とともに越してきた。本格的な冬にそなえて、農場の仕事は大忙しだが、ターシャははじめて見る雪に大興奮!おじいちゃんと一緒に雪娘をつくることに。雪だるまじゃなくて雪娘!できるだけリアルに本当の女の子みたいに!素晴らしい出来映えの雪娘を前にターシャはある願いごとをした。ロシア民話に登場する雪で作られ命を吹き込まれた少女雪娘に着想を得て紡がれるのは、美しく厳しい冬の自然をバックに語られる少女ターシャの成長譚。

  • そらこ

    ロシア民話『ゆきむすめ』を下敷きにしたファンタジー。ターシャは海沿いの街に暮らしていたが、ある事件以来、心を閉ざす。その頃山で暮らす祖父に助けを求められ、両親と山へ越してくる。はじめて雪が降り、祖父と雪で雪娘を作る。雪娘はその夜動き出し、ターシャは引き寄せられていく。美しい装丁の本。物語も神秘的で美しい。ファンタジーの世界で力を得たターシャが、現実世界で同じ年頃の子らとふれあい、ファンタジーと現実を行き来して、勇気と自信をとりもどす。現実世界でターシャに力を貸したクララとマイカの勇気がすごい。

  • ☔︎ kosame ☔︎

    図書館本。最近読書に身が入らず読まずに返そうか悩んだが、現実世界で大雪に見舞われたのでせっかくなのでと読んでみた。信頼する勇気がテーマ。人を信頼するってすごく勇気のいること。大人になるとどんどん出来なくなること!笑 主人公の成長に関心。楽しい事や好きな事、小さな冒険を積み重ねて、そのきらめきがまた人を信頼する勇気に育つ。見習わないとなぁとしみじみした。

  • asisa

    #2025(58回)夏休みの本緑陰図書小学高学年

  • 風池

    素敵な装丁。中の絵も雰囲気にあってました。前に進もうという、冬にぴったりのお話。ドラえもんもちょっと思い出したりした🤭

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