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ホワイト・ティース 下 中公文庫

ゼイディー・スミス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122070837
ISBN 10 : 412207083X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

成長したアーチーの娘・アイリーとサマードの双子の息子・ミラトとマジドは、遺伝子工学者のチャルフェン一家と関わり、生命倫理にふれる研究をめぐる問題の渦中へ。ロンドンの移民家族が直面する数世代にわたる悲喜劇を、ジャマイカ系イギリス人作家が描いた傑作長篇小説。多文化社会の困難と希望を愉快に描く、21世紀の必読書。全二巻。

【著者紹介】
ゼイディー・スミス : 1975年、ロンドン生まれ。父はイギリス人、母はジャマイカ人。2000年、『ホワイト・ティース』を発表し、ウィットブレッド賞処女長篇小説賞、ガーディアン新人賞、英国図書賞新人賞、コモンウェルス作家賞最優秀新人賞などを受賞。英語圏文学界の寵児となる。移民や人種の問題、階級や世代などによる社会の分断や格差を描いた小説とともに、批評やエッセイも高く評価されている。その他の著作に長篇小説『美について』(ブッカー賞最終候補、オレンジ賞受賞)、エッセイ集『Feel Free』(全米批評家協会賞受賞)など

小竹由美子 : 1954年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かんやん

    年末年始からの体調不良もあって、気の進まない読書になってしまった。とにかくたくさん出てくるキャラの誰にも共感できず、嫌いになるどころか、興味すら持てず、図書館本なら絶対挫折していただろう。著者本人は才気煥発だと思っているフシのある表現(ぽんぽん飛び出してくる)に付き合うのに気が滅入り、しまいには本を開くことすら憂鬱になった。これほど絶賛され、売れている本なのだから、まあ自分の感性か、相性の問題かなとも思う。とにかく自分の考える小説の楽しさというものは、微塵も感じられなかったな。申し訳ないですけど。

  • キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

    ロンドンの二組の移民家族について。どちらも労働者階級でゴタゴタが絶えないが、努力でもなくチャランポランでもなく流されているわけでもなくゴタゴタと暮らして行く様が叙事詩のように書かれていて、生きているだけで丸儲けであると思った。実際、何かを成し遂げなくても人に揉まれて生き抜いて行くことは誇れることであり語るに足る偉業なのだ。若い作者とは思えない人物の描き方。次作も読みたい。

  • まこ

    子ども世代はイギリス育ちだからジャマイカ系と言われても。親との対立や自身の揺らぎは若気の至りとして謎の団体へ。実験動物やイスラム原理主義は当時からある社会の問題。それを個人の問題と合体させたのは最終章であらゆる登場人物が一箇所に集まる様と重なる。正月から物語が始まり、大晦日で終わる。どちらもコインの賭けで運命を決めようとした。ここに繋がりも序盤読み返すとアッてなる。

  • バナナフィッシュ。

    コミカルなタッチで読みやすく、宗教、思想、年代間の軋轢、人間の関係性を破綻することなく描き出している。あとがきと同じになってはいるけれど、僕自身もそう感じた。24歳にして円熟みさえある。

  • Mark.jr

    読み返し。 現代イギリス社会の縮図のような3家族の悲喜劇をユーモアたっぷりに人種、宗教、科学の問題まで飲み込んだ、2000年代に発表されたイギリスの小説の中でも、5本指に入る傑作だと個人的に思っているので、長い絶版状態から文庫で復刊されて本当に良かったですね...。

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