セルジュ・ラトゥーシュ

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脱成長 文庫クセジュ

セルジュ・ラトゥーシュ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560510407
ISBN 10 : 4560510407
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二十一世紀初めにフランスから世界へと普及した脱成長運動。その理論は、消費社会のグローバル化がもたらす破局的な未来を回避するために、真に持続可能な社会の構想を目指すことにある。本書は最新の議論を踏まえながら、歴史的背景、理論的射程、課題などを解説。

目次 : 序章 起源と意味/ 第1章 なぜ消費社会から抜け出さなければならないのか?/ 第2章 脱成長の目的/ 第3章 誤解と論争/ 第4章 脱成長社会への移行を成功させる/ 終章 世界を再魔術化する

【著者紹介】
セルジュ・ラトゥーシュ : 1940年生まれ。フランスを代表する経済哲学者・思想家。パリ南大学(オルセー)名誉教授

中野佳裕訳 : PhD(英サセックス大学)。専門は社会哲学、開発学、平和研究。2011年4月から2018年3月まで国際基督教大学社会科学研究所(ICU SSRI)の助手、研究員として勤務。明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究員、上智大学グローバルコンサーン研究所(IGC)客員所員も兼任。2018年4月より早稲田大学地域・地域間研究機構(ORIS)次席研究員/研究院講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    脱成長は論争的な政治的スローガン(8頁)。脱開発は多元的で、各社会、各文化はそれぞれの仕方で生産力至上主義の全体主義から抜け出し、合理的経済人という一元的人間像に対抗して、多様なルーツ、伝統、展望に基づいた固有のアイデンティティを確立させなければならない(28頁)。より少なく働いてより良く生活することが大切である(67頁)。ローカルな価値がグローバルな巨大資本などによる気候変動に対して、どう処していくか。今でも問い続けられてよい問いだと思う。

  • ラウリスタ〜

    斎藤『人新生の資本論』でよく言及されていたラトゥーシュの脱成長論を流し読み。かなり共通点が多い(成長社会での0成長は最悪だ、脱成長とは違うなど、誤解を正す言い回しなども)。ただし、こちらを先に読んでも理解は難しいか(コモンズの悲劇、などなんの説明もなく、ポッと出て流されるので予備知識ないとクセジュは厳しい、いつものことながら)。

  • koke

    ざっと再読。脱成長という言葉は持続可能な開発という曖昧な言葉を批判するために提案された。持続可能な開発は結局、地球環境よりも経済成長の持続可能性を優先させるために利用されているにすぎない。だが皮肉なことに脱成長という言葉も、マイナス成長を意味すると誤解される曖昧さを抱えている。GDPは措いといて、生態系への負荷を示すエコロジカル・フットプリントを減らすことを訴えた方がいいか。いや余計分かりづらいか。

  • koke

    「持続可能な開発(成長)」は欺瞞であり、有限なこの世界で無限の経済成長は維持不可能。脱成長(マイナス成長のことではない)を共通の旗印に、地域ごとに多様な「節度ある豊かな社会」へシフトしよう…と誘う本。 コンパクトな入門書であるから物足りない部分はある。脱成長が政治にもたらすであろう変化について、もっと具体的な像を描いてほしかった。脱成長が失業問題を解決する仕方についても、本書の説明では物足りない。とはいえ、この病んだ社会が変わりうると思わせてくれるだけの力はあった。

  • Mihoko

    人の紹介で手に取った本。この手の書籍は読んだことがなかったのでとても読みにくかった。脱成長はマイナス成長とは違うらしい。脱成長社会へ移行を成功させる内容も書かれているけれど、現実的にできるのか!?と思ってしまう。諦めちゃいけないんだろうけど。

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