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雪の花

セルゲイ・コズロフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784039639707
ISBN 10 : 4039639707
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

もともとは、戯曲の物語「雪の花」の絵本化です。
おおみそか、1年の最後の日、森の動物たちは、もみの木を飾り、新年を迎えます。クマくんがきていないことに気づいて家にいってみると、熱を出して寝込んでいました。「こんなに高い熱だと『雪の花』がなくては助からんよ」と、キツツキ先生にいわれたハリネズミは、どこに咲いているかもわからない「雪の花」を探しに森に駆けだしていきました。
雪の森をどこまでもいくハリネズミ。松の木のおばさんが教えてくれて、森の奥の泉の中にとうとう雪の花を見つけます。ところが、どうやっても花をとることができません……。
美しい冬の森と魅力的なハリネズミをロシアの画家が描き下ろした日本オリジナルの絵本です。


セルゲイ・コズロフ
Sergey Kozlov(1939−2010) 1939年、モスクワ市生まれ。現代ロシア児童文学を代表する作家・詩人のひとり。ゴーリキー記念文学大学卒業後、多くの職種を経験し、1960年代末からメルヘンを書き始める。代表作である「ハリネズミと森の仲間達」シリーズでは、動物達の会話を通して友情や死、人生の喜びや美の儚さといったやや哲学的なテーマがとりあげられているが、詩的でユーモラスな作風によって幅広い年齢層から熱狂的な支持を得た。日本で翻訳出版されたものに『ハリネズミくんと森のともだち』(岩波書店)、『きりのなかのはりねずみ』(福音館書店)がある。コズロフ作品をもとにしてユーリー・ノルシュテインが撮った同名のアニメーションはあまりにも有名。

オリガ・ファジェーエヴァ
Olga Fadeeva 1980年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)市生まれ。イリヤ・レーピン記念サンクトペテルブルク国立絵画・彫刻・建築学院のグラフィック科を卒業。在学中の2005年に市が主催するコンクール「ペテルブルクのミューズ」で受賞し、2007年には上記母校の創設250周年に際して金メダルを授与されている。『若木林の秘密』『雪娘への贈り物』といった児童書に挿絵を描くほか、『子リスと仲間達と魔法の本』『カラヴェッラと私』など自分自身で物語も書いている。日本で作品が紹介されるのはこの『雪の花』が初めて。好きなものは、水彩絵の具、おとぎ話、太筆、海、干草、ターコイズブルー、蜜柑の木。サンクトペテルブルク在住。

田中友子
田中友子 たなかともこ Tanaka Tomoko 1971年、京都府生まれ。京都芸術短期大学卒業後ロシアへ渡り、全ロシア映画大学で学ぶ。留学中にS.コズロフやYu.ノルシュテインをはじめ、多くの作家や画家と知り合う機会を得、帰国後、ロシア児童文学・文化研究誌「カスチョール」の編集に携わりながら、絵本の分野を中心に優れたロシア作品の紹介に務める。主な著書に『ビリービンとロシア絵本の黄金時代』(東京美術)、訳書に『くちばし どれが一番りっぱ?』(福音館書店)、『ねこくんいちばでケーキをかった』(岩波書店)、『7人のシメオン』(BL出版)などがある。好きなものは、ボルシチ、ウォッカ、友と過ごす時間。京都府在住。


編集者より
ハリネズミのクマくんへの思いが冬の森にあふれる、美しい絵本です。

【著者紹介】
セルゲイ・コズロフ : 1939年、モスクワ市生まれ。現代ロシア児童文学を代表する作家・詩人のひとり。ゴーリキー記念文学大学卒業後、多くの職種を経験し、1960年代末からメルヘンを書き始める。代表作である「ハリネズミと森の仲間達」シリーズでは、動物達の会話を通して友情や死、人生の喜びや美の儚さといったやや哲学的なテーマがとりあげられているが、詩的でユーモラスな作風によって幅広い年齢層から熱狂的な支持を得た。2010年没

オリガ・ファジェーエヴァ : 1980年、レニングラード(現サンクトペテルブルク)市生まれ。イリヤ・レーピン記念サンクトペテルブルク国立絵画・彫刻・建築学院のグラフィック科を卒業。在学中の2005年に市が主催するコンクール「ペテルブルクのミューズ」で受賞し、2007年には上記母校の創設250周年に際して金メダルを授与された。その後、多くの児童書に挿絵を描き、自分自身で物語も書いている。サンクトペテルブルク在住

田中友子 : 1971年、京都府生まれ。京都芸術短期大学卒業後ロシアへ渡り、全ロシア映画大学で学ぶ。留学中にS.コズロフやYu.ノルシュテインをはじめ、多くの作家や画家と知り合う機会を得、帰国後、ロシア児童文学・文化研究誌「カスチョール」の編集に携わりながら、絵本の分野を中心に優れたロシア作品の紹介に務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

    読み友様からのご紹介本です📚セルゲイクズロフの戯曲「雪の花」の書き下ろし。大みそかにもみの木?これはロシアのクリスマスが1月7日だからです🎄ここでもロシア人お好みのハリネズミが大活躍!美しくて儚げな絵は日本でいうといわさきちひろさん風です。

  • Kawai Hideki

    高熱を出して倒れてしまったクマの治療のために、親友のハリネズミが「雪の花」を探して歩くお話。全体的に「良いお話」っぽくまとまっているが、私には「無垢な人が無責任な人たちに翻弄されて、死の一歩手前まで行く」お話に見えて仕方がない。まず「雪の花」がどんな花で、どこに咲いているかも分からないのに「雪の花がないとたすからんよ」と診断したキツツキ。そして、ハリネズミをたらい回しにするポプラとトネリコとマツの木。雪の花を求めて、極寒の泉にダイブを繰り返すハリネズミに、生きて帰ってこれてよかったなあ、と思う。

  • ☆よいこ

    熱を出して倒れた親友のクマを救うために、ハリネズミが森へ雪の花を探しにでかける。ポプラにきいてもわからない。ポプラから葉っぱをもらう。トリネコにきいてもわからない。小さな根っこをもらう。マツに聞くと雪の花は泉の底に咲いているという。泉に落ちて凍えたハリネズミは葉っぱと根っこに助けられて家に帰りつく。▽戯曲をもとに書かれた絵本なのでストーリーがしっかりしている。

  • たまきら

    ロシア童話って、深い深い森が不可欠。そして、やさしい友情も。厳しい辛い冬も、仲間がいれば。

  • ヒラP@ehon.gohon

    高熱にうなされるクマくんの命を救うために、雪の中に飛び出したハリネズミくんでした。 凍えそうになりながら、たどり着いた雪の花に、自己犠牲精神のきらめきを見ました。 結果オーライの壮大な展開ですが、ハリネズミくんひとりの試練になっているところに、ロシアの風土性を感じました。

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