セドリック・ヴィラーニ

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定理が生まれる 天才数学者の思素と生活 ハヤカワノンフィクション

セドリック・ヴィラーニ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152094520
ISBN 10 : 4152094524
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フィールズ賞数学者による自伝的数学ノンフィクション。新定理の論文が国際誌にアクセプトされるまでの経緯を率直な「数学者の言葉」で表現した、これまでになくユニークな「天才数学者の告白」。京都、プリンストン、リヨン、ハイデラバードをめぐる遍歴を書き留める断章のなかで、旅を共にする同僚と論じあい、メールを通じて共同研究者との議論に火花を散らす。

【著者紹介】
セドリック・ヴィラーニ : 1973年生まれ。弱冠28歳でリヨン高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール)数学教授に。ペコ=ヴィモン賞、欧州数学会賞、フェルマー賞、ジャック・エルブランド賞(フランス科学アカデミー)、ポアンカレ賞など数々の数学賞を受賞、2010年に「非線形ランダウ減衰とボルツマン方程式の平衡状態への収束に関する証明」によりフィールズ賞を受賞。現在リヨン第1大学数学教授およびポアンカレ研究所所長

池田思朗 : 1968年生。東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士課程修了。統計数理研究所准教授。博士(工学)

松永りえ : 1971年生。上智大学外国語学部フランス語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ねこ

    数学者の頭の中って、いったいどうなっているんだろう。 高校で数学を挫折し、大学で政治経済の勉強をする際の計算にも苦しんだ私には数学のことはちっとも分からない。 だけど、この本はとても面白い。自分の世界観、新しい未知の領域を開拓していく楽しさ、情熱が伝わってきました。

  • ちくわん

    余りに「数学」な部分は読み飛ばし。なんといっても太い帯のセドリック氏の写真がインパクトあり過ぎ。息子「この人どうしちゃったの?蜘蛛?」。確かに見た目はナルシストな栗原類風。さて、中身はフィールズ賞受賞前後の3〜4年間を日記風に書いている。同僚とのメールは、???。その分リアル。かたっ苦しくなく、生きている・研究している、が伝わる。アニメを含め「日本」のことがよく出てくる。奥さん(?)は日本語を勉強。最後にある「数学セミナー」の記事が、一般的にみる情報なので、この本は面白かった。

  • ケニオミ

    フランスの数学者ヴィラーニ氏が、フィールド賞を受賞するまでの、受賞理由のテーマにタックルする日常を綴ったのが本書です。普段触れることのない数学者の日常が分かり、非常に興味深かったです。また途中に何点もの数学者の肖像がクロッキーで描かれていたのも、味わいを深めていました。それにしても、同じ素材で出来ていて、見た目もほとんど変わらない。それにも係らず、僕の脳と数学者の脳はとうしてこれほどまでに出来が違うんだろう。本書を読んだ際の素朴な疑問でした。数式は見ても分からないことが非常に悲しい現実でした。お薦めです。

  • slip001

    最適輸送理論やBoltzmann方程式等で著名なVillaniが、フィールズ賞を受賞する契機となった論文の紆余曲折を基に数学者がどのように定理を発見するのか、またその人となりを語った本。小説としても十二分に面白い。ところどころ数学者の紹介も差し込まれていたり、最後にはVillaniの業績紹介が入っていたりして読者に親切な本だなと感じた。TeXに触れたことがない人にとっちゃ何のことかわからない部分があるがそこは数学者のメールの雰囲気として割り切れということだろう。兎にも角にも読み応えのある一冊だった。必読。

  • nagata

    100年以上も前に提示されたボルツマン方程式の表す解を廻って未だに続く研究が最先端の数学の1つというだけでも遠大な話だが、数学者の人間味溢れる、ちょっとありえない生活の端々が興味をひく。とはいえ、日本ではちょっと読まれない本なのでは。これが刊行と同時にベストセラーとなるフランスのお国柄に素直に驚いた。

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