セアラ・オーン・ジュエット

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白さぎ

セアラ・オーン・ジュエット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784905015840
ISBN 10 : 4905015847
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

森よ、夏よ、あなたがたのひみつを、この子に語りなさい。

森のそばの農場で祖母と暮らすシルヴィア。
自然を愛するシルヴィアの前に、ある日、ひとりの男があらわれ、白さぎの巣のありかをたずねる・・・・・・。

自然の圧倒的な力をジュエットの短編作品を、バーバラ・クーニーの美しい絵と石井桃子の名訳で味わう1冊。
*1963年アメリカで出版された絵本の初邦訳書*

【著者紹介】
セアラ・オーン・ジュエット : 1849年、アメリカのメイン州サウスバーウィックに生まれる。ニューイングランドに住む人々の生活を描いた地域主義文学の作家として知られる

バーバラ・クーニー : 1917年、ニューヨーク州ブルックリンに生まれる。絵本作家、イラストレーターとして活躍

石井桃子 : 1907年、埼玉県浦和に生まれる。『クマのプーさん』『たのしい川べ』『ちいさいおうち』(以上岩波書店)などの翻訳をはじめ、絵本、創作、評論と、子どもの本の世界で数多くのすぐれた仕事を続けた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Cinejazz

    アメリカ北東部ニュ−イングランド。 大自然に囲まれた森の傍の農場で、祖母と二人きりで暮らす少女シルヴィア。ある日のこと、自然を愛してやまぬシルヴィアの前に、鳥獣狩りのやさ男が現れて、森に棲む「白さぎ」 の巣の在りかを尋ねられる…。孤独な少女と若い男と交流、自然と命の存在の重さに葛藤するシルヴィアの下した決断とは…¥覧ャ文学作家<セアラ・オーン・ジュリエット(1849-1909)>の短編小説を<バーバラ・クーニー(1917-2000)>の華麗な絵と<石井桃子(1907-2008)>翻訳による記念碑的名編。

  • みさどん

    文の表現がいかめしく、児童書としては、絵本としては、難しい。シルヴィアが、道に迷った若者に白サギの巣を教えるかどうか、深く悩む。そもそもこの若者が善か悪かぼんやりしている。バーバラクーニーさんの絵がまた観られるというのが良かった。人に迷惑をかけるでない森の鳥を採集することは私には悪でしかなかった。

  • そらこ

    1900年あたりに書かれた短編にバーバラ・クーニーが1963年に絵をつけて出版。今回の邦訳では石井桃子氏が短編集での訳文を用いたという。読み始めたとき、古めかしを感じずにはいられなかった。だが、読むうち次第にこのしっとりとした文の流れ、そこからにじみでてくる気持ちの機微、美しい情景に吸い込まれた。言葉を出さない少女だけに、うちに秘められた複雑な思いと葛藤が激しい。

  • waraby

    セオラ・オーン・ジュエット (1849-1909) による "White Helon" は、1886年に発表された短編小説。1963年、バーバラ・クーニーが絵を描いて絵本としてアメリカで出版された(一部文章が割愛されていたそう)。日本では文章のみが1964年に『世界短篇文学全集 13 アメリカ文学/19世紀』の中で紹介されている。翻訳は石井桃子。 そして、2025年、1963年の絵本が文章完全版で1964年時の石井桃子の訳で、のら書店より出版の運びとなったそう。(翻訳家の田中潤子氏の解説より)

  • bumblebun

    子供向けの絵本ではなく、文学なのだろう。「かの女は、いままでこれほどこのましい、ひとをひきつける人を見たことがない。少女のなかにねむる女心が、愛を夢見て、わけもわからずはげしくゆすぶられたのだ」この人のためにシルヴィが、しらさぎの巣のありかを見極めようと老木をのぼっていくあいだ、胸がしめつけられるような思いだったけれど、夜明けの場面の文と、クーニーの絵のすばらしさに胸がふるえた。だからシルヴィの決断に安堵しつつ、心の持ち様に深く納得したのでした。巻末の田中潤子さんの解説も大充実ですばらしい。2025.7刊

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