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ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記

ズラータ・イバシュコワ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784418225040
ISBN 10 : 4418225048
Format
Books
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「あなたはこれから一人で生きていくの」。母のその一言からすべてが始まった―。昨日までマンガと小説が大好きな普通の女子高生だった、ズラータ・イヴァシコワ。母が必死で工面してくれた16万円をもって戦火が広がる故郷からあこがれの日本を目指す―。全力で生きることに挑戦をする女子高生に訪れたやさしい奇跡と生きることへの挑戦。

目次 : 運命に導かれて 私を変えた日本語の教科書/ それは突然やってきた 皆さん、明日戦争になります/ 母の決断3・16事件 待ったなしの人生・運命のターニングポイント/ 全財産16万円 運命まかせ、列車まかせ目指すはポーランド/ 命がけの旅路 日本を見ずに死んでたまるか/ “こんにちは”で道が開く 今、そこにある転機/ 想定外のできごと 世界でいちばん自分が不幸に思えるときの乗り越え方/ コロナの脅威 今日のホテルは道端!?/ また会う日まで 母と夢と今日という日/ 数万人の避難民 待ちわびて日本への飛行〔ほか〕

【著者紹介】
ズラータ・イヴァシコワ : ウクライナドニプロ出身。日本の太宰治が大好きで小説や漫画、アニメをこよなく愛する16歳。ウクライナ侵攻後、母親の英断で日本への避難を目指す。5歳のときから絵画を習っており、背景画が得意。現在、ウクライナに残した母を気にかけつつも、日本で絵の仕事に就くことを夢見て日夜勉学にいそしむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    外人にしては上手だというようなレベルではない。日本人の平均も軽く上回っているのでは?訳者ではなく本人の文書らしい。16歳でここまで書けるとは…。コロナで立ち往生になった話が長すぎるのが難だが、それでも面白い。ウクライナの生活、日本の生活。自立するとは、生きていくとは、様々な悩み。日本を知ったきっかけが漫画アニメだという。こうやって素敵な人が日本を好きになってくれる。これら日本の文化に感謝。

  • アキ

    2022年2月24日(木)曇り。朝お母さんから戦争が始まったと言われた。戦争?ここドニプロで?学校では先生から戦争になるのでシェルターを見つけて避難するように言われた。サイレンが鳴ることが頻発になり、母から突然「ズラータ、あなたは日本へ行くのよ」と言われた。ポーランド経由で、多くの親切な人たちにお世話になり、ついに憧れの日本にひとりでやって来た。日本語はウクライナで3年間独学で学んできた。悩むのは人間関係。日本人は本音を隠しているように感じる。でもいつか日本とウクライナを結ぶ平和の架け橋になれたらいいな。

  • 南北

    読友さん本。ウクライナで美術を学んでいた女子高生が2022年2月に始まったウクライナ事変で生活が一変する。たまたま日本語を学んでいたことから1人で日本に避難することになる。庶民の目線で語られる日常の変化が戦争の恐ろしさを際ただせている。本書は著者本人が日本語で書いたものらしいが、外国人が書いたとは思えないほど読ませる内容になっている。また挿絵も著者が美術を学んできた話が嘘ではないことがわかる。今後の支援は日本で自立していくため、われわれがどのようなことができるかにある。多くの人に読んで欲しい本だ。

  • しいたけ

    母と娘、二人のウクライナでの生活。娘は日本のアニメが大好きで日本語を勉強している。慣れ親しんだ故郷の音は、空襲警報にかき消された。16歳の娘を一人、日本に避難させようと決めた母親の切実さに胸が痛む。ポーランド経由で日本に渡るまでのハラハラ。コロナにまで感染して延長したホテル代や検査費用に慄いたりも。16歳にして絶対に絶望はしないと自分を奮い立たせる。その日記と思いを写した絵に見入ってしまう。読書中、彼女の故郷ドニプロが攻撃され子供た達も亡くなったとのニュースがあった。それでも彼女は絶望していないと信じる。

  • J D

     遠い国の出来事だったことが、ズラータの日記により手を伸ばせば届くとても身近な出来事として伝わって来た。ウクライナという国の現実。平和は永遠ではない。だからこそ、平和な今に感謝して大切に生きようと思えた。ズラータが、日本に辿り着けたのは奇跡に近い。人を恐怖のどん底に落とすのも人ならより良い方向に導いてくれるのも人。なんで、戦争なんか起こすんだろう!悲しい。平和がありがたい。そう思える読書だった。

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