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中森明菜の音楽 1982-1991

スージー鈴木

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784777829897
ISBN 10 : 4777829898
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

令和のいま、巷に湧き起こっている“明菜ブーム”
希代の歌姫・中森明菜の楽曲に徹底フォーカスした、かつてない音楽クロニクル!
人気音楽評論家・スージー鈴木が満を持して渾身のペンを走らせる!

80年代日本の音楽界に偉大なる金字塔を打ち立て、かつ象徴的存在として君臨した中森明菜。アイドルという立ち位置からスタートし、破格の商業的成功を維持しながら、単なる歌謡曲でもニューミュージックでもロックでもない独創的な音楽を創り出し、歌い演じ、プロデュースし続けた中森明菜。多くのコアなファンを含めた大衆からの支持を得ながら、世間的にはゴシップや憶測ばかりが一人歩きし、結果、音楽家としての真価がぼやかされ続けたとも言える。

本企画では、時代的な表層現象ではなく、ただひたすら彼女が残した歌、そして音に耳を澄ませることで、音楽ファンとしての固定カメラから「中森明菜の音楽」を真正面から捉える書とする。令和のいま、その真の価値がややぼやけて映っている彼女の音楽について、くっきりと解像度を上げる契機となるような一冊としたい。中森明菜の作品すべてに共通する、悲しいほどの美しさ、その広さと深さ、つまり真価を改めてあぶり出すための書である。

【構成】
第一期 1982〜1983『スローモーション』〜『禁区』
第二期 1984〜1986『北ウイング』〜『DESIRE -情熱-』
第三期 1986〜1987『ジプシー・クイーン』〜『難破船』
第四期 1988〜1989『AL-MAUJ』〜『LIAR』
最終期 1990〜1991『Dear Friend』〜『二人静』
◆シングル28タイトル/アルバム16タイトル収録


※都合により企画内容およびタイトルが変更になる場合がございます。

【著者紹介】
スージー鈴木 : 1966年大阪府東大阪市生まれ。音楽評論家、ラジオDJ、作家。昭和歌謡から最新ヒット曲まで、幅広い領域で、音楽性と時代性を考察する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

    中森明菜さんは、「スローモーション」で出てきた時に、こんなかわいい方がいるのかあと思ったのを覚えている。中森明菜さんは、テレビで見るもの。レコードを買うこともなく、、。ラッカーマスターサウンドシリーズのCDが発売され、初めてアルバムを買い聞いた。それがとても良く結局、この本に載っているアルバムは手元に揃っているので、本を読みながら聴き直してみたい。チャレンジしていく姿がすごいが、違う形でプロデュースされたら、息の長い歌手だったのかもしれない。ウィスパー歌唱もチャレンジ、差別化、いろいろ聞いてみたい。後期曲

  • ライアン

    あのことには触れず中森明菜さんの音楽についてだけ書かれたもの。サブスクで楽曲を聴きながら読みました。いろんなエピソードが面白い。ファーストアルバムに収められているデビュー候補だった4曲を聴いたけど「スローモーション」に決めて良かったね〜。明菜ロングトーンは確かに名曲が多いね。その中でも「DESIRE」はやっぱ最高ですわ。本書を読んで改めて好きになった曲もあったし、もう一度一通り楽曲を聞いてみようかと思う。

  • 五月雨みどり

    堪能した! 中森明菜の最盛期1982年デビュー曲から1991年までの全シングル・アルバムが丁寧に解説されている。弱冠二十歳前後で自らをプロデュースしそれを実現する才能と,それが熱烈に歓迎された昭和の終わり。しかし彼女と時代は少しずつ乖離を見せ始める。以降の彼女の動向はドラマ出演(平成初期のみ)と名曲カバーと地味なライヴ活動か。それすら近年は覚束ない。最近はYouTubeやサブスクで彼女を知った若い世代からのリクエストも多いと聞くから,そろそろ今の歌声を聴きたいもんであるが,果たして。

  • きつねねこ

    この著者はやはり「信頼できる書き手」だと再認識。中森明菜の音楽に特化して書くというスタンスが徹底されていて、例の件については「事件」としか書かれていない(固有名詞も概略も書かれない)。若い世代からすると何が何やら分からないだろうが、それこそが音楽評論家としての著者の矜持。そして、音楽に特化して書かれているのに、読み終えると中森明菜自身に注ぐ著者の温かい視線が感じられる。それを彼女の「ファン」ではない人が書いたということにぐっと来る。80年代松田聖子音楽論も是非書いてほしい。

  • おっぽう

    中森明菜のシングル、アルバムをスージーさんの視点で評論された一冊。 YouTube等で曲を聴きながら、時に鳥肌が立ちつつ、読了。 アーティスト中森明菜を再認識させられました。

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