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5歳の子どもにできそうでできないアート

スージー・ホッジ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784808710729
ISBN 10 : 4808710722
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

評論家から酷評された100作品を取り上げ、現代美術が決して子どもの遊びや単なる新奇な試みではないことを証明します。
発表当初は物議をかもした“悪名高い”作品についても、当時の芸術上の思想に影響されて必然的に登場してきた経緯、そして後に与えた影響にも言及。
現代美術とそれ以前の美術との本質的な違いが理解できるとともに、鑑賞体験をより豊かにするヒントを数多く得ることができます。

[本書の特色]
●19世紀末から現在までの100人のアーティストによる100作品を取り上げ、創造力の源となったものを解き明かす。
●芸術的な手法とその意味を探り、その作品がどれほど洗練されているか、背後にどれほどの努力が隠されているかに注目。
●コンセプチュアリズムからニューメディアアート、カラーフィールド・ペインティングからフルクサス、ポスト・ペインタリー・アブストラクションからポスト・ダダに至るまで、関連性のあるさまざまな芸術運動を取り上げ、現代美術史の流れの全体像を把握できる。

【著者紹介】
スージー・ホッジ : 作家、歴史家、教育者、アーティストとして幅広く活躍。学校では工芸と美術史を教えてきたほか、幅広い年齢層を対象とした講義や講演を行い、教師や生徒向けの教材の執筆にも携わる。また自身も画家・イラストレーターとして15年以上のキャリアをもち、年齢やレベルを問わずあらゆる人を対象にした技法書の執筆を行うかたわら、絵画制作のワークショップを主宰している

田中正之 : 1963年東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。1990年から1995年までニューヨーク大学美術史研究所に学ぶ。1996年より国立西洋美術館に勤務。2007年より武蔵野美術大学に准教授として勤務、2009年より教授。2011年より15年まで同大学美術館・図書館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マエダ

    ライトがついたり消えたりや便器など、なんだこれはを体験することは芸術の世界では多い。野暮なのかもしれないが理由や解説は知りたいところ。本書では一つの絵に対して当時の情勢や画家の紹介が書かれていて様々な角度から芸術を知ることができる。だがこじつけやろと疑ってしまう野暮な自分もいる。

  • くさてる

    とかく現代美術というと、五歳の子どもにも書けそうな線や落書き、でたらめなものにしか見えないものもあるような。そんな先入観を否定することなく、それでもそれぞれの作品の意味合いや構成を紹介することにより、こどもにできること=でたらめや稚拙なもの、ではありませんよということを解説してくれる、初心者向けの一冊です。なるほどなあと思えるものもあれば首をかしげるものもあり。面白かったです。

  • ふう

    5歳の子供にできるかできないか、というのはその作品に対する明解な意図、確かな技術、卓越したセンスがあるかないかで決まるような気がする。「さあ、これは5歳児が作ったでしょうか?」と聞かれたら当てられる自信は…ないなw 基本面白かったんだけどできたら作者の情報は全作品揃えて掲載してほしかった。まあ興味あるのを自分でググって自発的に知ろうとするのはそれはそれでいいのかもしれないけど(でもやはりちょっと面倒だったから)。

  • リョウ

    一見簡単に作れそうな作品でも、深い意図と隠れた技術が散りばめられている。単なるアイディアに過ぎない作品であっても、適切な時期に適切な方法で提示することにより、時代を象徴するアートになることができる。とは言っても、文脈を理解しないことにはアートの意味を理解することはできない。解説自体がアートになっていて、もう少し解きほぐして欲しかったというのが一番の感想。

  • kaorin

    「5歳の子どもにできそう〜」という切り口で集められた100人のアーティストの作品。 素人の私には、現代美術をアーティストの一つの作品だけで理解するのは難しかった。もう少し、アーティストを絞って深く表現方法などの変遷をたどらないと、ただ奇異に感じるものも多くて残念。伝統的な美術の権威に反抗した作品が多いのに、時代が経つとその現代美術も権威ある美術館に所蔵され崇め奉られていくのは、皮肉なだとも感じた。 ジョアンミロ、デュシャン、ルーチョフォンタナ、カルダー、アンリマティス、ピカソ…どれも一枚じゃ物足りない。

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