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図説 英国王室の食卓史

スーザン・グルーム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562058860
ISBN 10 : 4562058862
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一人での食事を好んだリチャード2世、食べ過ぎで逃亡に失敗し命を落としたチャールズ1世、甘いものに目がなかったヴィクトリア女王―時代を超えて、「食」は王たちにとって富と権力の象徴であり、もてなしの手段であり、自らの身を滅ぼすものでありつづけた。婚姻によって外国からもたらされる新しい食文化、厨房の発展、王室の食事が庶民に与えた影響。そして絢爛豪華な晩餐会や、パイから生きた鳥や小人が飛び出すサルトティ(サプライズ料理)など、王ならではの贅を尽くした食事風景から、戦時下は庶民と同様に食糧配給切符をもっていた王家の暮らしまで。英国王室の食文化の変遷を貴重図版とともに解説。

目次 : 1章 宮廷の施しと庶民の夢の地コケイン―リチャード二世(在位一三七七‐九)/ 2章 チューダー朝、イングランドとフランスの「愚かな饗宴」―ヘンリー八世(在位一五〇九‐四七)/ 3章 ジャコビアン時代の遊興―ジェームズ一世(在位一六〇三‐二五)チャールズ一世(在位一六二五‐四九)/ 4章 王政復古と魅惑的なスナック―チャールズ二世(在位一六六〇‐八五)/ 5章 ザワークラウトとソーセージから節制と倹約へ―ジョージ三世(在位一七六〇‐一八二〇)/ 6章 大食漢の王が招いたシェフの帝王―ジョージ四世(在位一八二〇‐三〇)/ 7章 仕留めて、吊るして、詰め物をして、食べろ―ヴィクトリア女王(在位一八三七‐一九〇一)/ 8章 バーティの朝食―エドワード七世(在位一九〇一‐一〇)/ 9章 誇示的消費の終焉―エリザベス二世(在位一九五二‐)

【著者紹介】
スーザン・グルーム : 英国王室ゆかりの宮殿を管理している慈善財団ヒストリック・ロイヤル・パレスのキュレーターを24時間務め、王室の歴史に造詣が深い

矢沢聖子 : 英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • くさてる

    十四世紀半ばから現代にいたるまでの英国王室の食卓の歴史について、図版や写真、エピソードを挟みながら解説した内容。食卓といっても、王族なのでスケールが違います。奇想天外だったりゴージャスだったり、それとは裏腹に質素な食事風景も描かれたりと、歴史のなかで変化していく王族の食事情を面白く読みました。

  • いっこ

    食卓という視点から王や女王たちを取り上げているのが面白い。名だたる王たちが料理に贅を尽くしたのは、富と権力の誇示のためであり、ありとあらゆる肉料理やお菓子の図版を見ているだけでうんざり。20世紀になって民主主義の機運の高まり、二度の世界大戦の影響で、一挙に王室の料理は簡素化され、「国民と同等」の立場であることを示すために、普通の食事を摂っていることを見せねばならない。アボカドを食べるのは持続可能性にかなっているかどうかネットで話題になるなど、見張られている感があるのも気の毒。

  • もけうに

    英国マニアなので、図版を眺めているだけで幸せ💛 食を通して語られる英国王室の変遷が面白い。

  • kaz

    絵画や写真等の資料を中心に飛ばし読み。いかにも美味しそうに見えるものもあるが、中には見当もつかないものも。図書館の内容紹介は『王たちにとって富と権力の象徴でありつづけた「食」。奇想天外な料理、大量の食材調達、毒見、マナー・厨房の発展…。リチャード2世からエリザベス2世まで、歴代英国王の食卓を通し、貴重図版とともに食文化の変遷をたどる』。

  • Go Extreme

    ヘストン・ブルメンタール 宮廷の施しと庶民の夢の地コケイン―リチャード 2 世 チューダー朝、イングランドとフランスの「愚かな饗宴」―ヘンリー 8 世 ジャコビアン時代の遊興―ジェームズ1世、チャールズ1世 王政復古と魅惑的なスナック―チャールズ 2 世 ザワークラウトとソーセージから節制と倹約へ―ジョージ 3 世 大食漢の王が招いたシェフの帝王―ジョージ 4 世 仕留めて、吊るして、詰め物をして、食べろ―ヴィクトリア女王 バーティの朝食―エドワード 7 世 誇示的消費の終焉―エリザベス 2 世

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