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ISBN 10 : 4562058862
Content Description
一人での食事を好んだリチャード2世、食べ過ぎで逃亡に失敗し命を落としたチャールズ1世、甘いものに目がなかったヴィクトリア女王―時代を超えて、「食」は王たちにとって富と権力の象徴であり、もてなしの手段であり、自らの身を滅ぼすものでありつづけた。婚姻によって外国からもたらされる新しい食文化、厨房の発展、王室の食事が庶民に与えた影響。そして絢爛豪華な晩餐会や、パイから生きた鳥や小人が飛び出すサルトティ(サプライズ料理)など、王ならではの贅を尽くした食事風景から、戦時下は庶民と同様に食糧配給切符をもっていた王家の暮らしまで。英国王室の食文化の変遷を貴重図版とともに解説。
目次 : 1章 宮廷の施しと庶民の夢の地コケイン―リチャード二世(在位一三七七‐九)/ 2章 チューダー朝、イングランドとフランスの「愚かな饗宴」―ヘンリー八世(在位一五〇九‐四七)/ 3章 ジャコビアン時代の遊興―ジェームズ一世(在位一六〇三‐二五)チャールズ一世(在位一六二五‐四九)/ 4章 王政復古と魅惑的なスナック―チャールズ二世(在位一六六〇‐八五)/ 5章 ザワークラウトとソーセージから節制と倹約へ―ジョージ三世(在位一七六〇‐一八二〇)/ 6章 大食漢の王が招いたシェフの帝王―ジョージ四世(在位一八二〇‐三〇)/ 7章 仕留めて、吊るして、詰め物をして、食べろ―ヴィクトリア女王(在位一八三七‐一九〇一)/ 8章 バーティの朝食―エドワード七世(在位一九〇一‐一〇)/ 9章 誇示的消費の終焉―エリザベス二世(在位一九五二‐)
【著者紹介】
スーザン・グルーム : 英国王室ゆかりの宮殿を管理している慈善財団ヒストリック・ロイヤル・パレスのキュレーターを24時間務め、王室の歴史に造詣が深い
矢沢聖子 : 英米文学翻訳家。津田塾大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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くさてる
読了日:2021/07/07
いっこ
読了日:2021/04/19
もけうに
読了日:2022/06/12
kaz
読了日:2021/05/21
Go Extreme
読了日:2021/04/26
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