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みどりの妖婆

スーザン・クーパー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566015036
ISBN 10 : 4566015033
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

盗まれた聖杯を追って、コーンウォールへと向かう「光」の使者たち。みどりの妖婆の祭りに合わせ、大いなる災いが迫る…。「光」の「古老」と、ドルー家の3兄弟が「闇」の悪意に挑む、シリーズ第2弾。

【著者紹介】
スーザン・クーパー : 1935年イギリス生まれ。ファンタジー作家。オックスフォード大学を卒業後、『ロンドン・サンデー・タイムズ』のジャーナリストとして活躍した。1963年にアメリカに移住。「闇の戦い」シリーズは彼女の代表作で、シリーズ中の『灰色の王』でニューベリー賞を、『光の六つのしるし』でボストングローブ・ホーンブック賞を受賞している

浅羽莢子 : 翻訳家。東京大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 星落秋風五丈原

     開巻そうそう、大英博物館のニュースが飛び込む。金目のものが盗まれていたが、ドルー三兄妹は、本当の狙いはアーサー王の聖杯だと気づく。メリー大叔父は子供たちに危険が伴うことを告げた上で、復活祭休暇をトリウィシックで過ごして欲しいと頼む。そこで出会った不思議な少年ウィルを兄弟たちはいぶかしむがウィルは古老のメンバー。見た目少年だが実は物知りで、普通の人の目に見えないものが見えたり聞こえる異能の人ウィルは、メリー大叔父との約束で子供たちに正体を明かさないことになっているが、どう考えても無理があり最後はばれる。

  • Norico

    シリーズ2作目にして、知らない兄妹がいきなり重要な役割で出てきた。聖杯については他の作品があるのね。それも気になるけど、とりあえずはこっちのシリーズを読んでから考えよう。みどりの妖婆に同情できるジェーンが素敵。

  • 伝奇羊

    新版にて再読。秘密めいたみどりの妖婆作りの様子や魔法に包まれた村に幻が広がる光景など舞台となるウェールズの古い漁村の雰囲気が目に浮かぶようだ。そして予言の詩「灰色の王の力すごくとも…」が次巻へと誘う。「六つのしるし」kindle版のサンプルを読もうとしたら…キングスイングリッシュなのか?歯が立たない。マニュアル的なものを拾い読みする事はあっても、もう何十年も英語に触れてないものね。

  • p.p./マーズ

    コーンウォールのトリウィシックという漁村で春の終りに行われる「みどりの妖婆」と呼ばれる、海の神へのいけにえを木々の枝葉で作り投げ入れる架空の習俗を軸にした<光>と<闇>の戦い。視点は主に『コーンウォールの聖杯』の主人公のドルー三兄弟で、前巻の主人公ウィルは彼らの目に、部外者の謎めいた少年と映る。聖杯を見つけ出した三兄弟だが<光>と<闇>の対立を知るもののどちらにも属さないただの人間であるため、ウィルたちが人間として生活し<古老>として<闇>と戦っているという存在の二面性が前巻よりはっきり描かれている。

  • 綾乃

    聖杯登場ですが、ここでメインとなるのはイースター時期の”みどりの妖婆”。もちろん、ファンタジーだから架空のものなのだと思いますが、がっつりキリスト教が広がる前の自然信仰(多神教?)的なものですよね。 主人公ウィルが”古老"として活動するようになっているのも感慨深いものの、「少年」としてだけではすまなくなってしまったことが切なくもあり。

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