スリーク

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カッコの多い手紙

スリーク

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784863855939
ISBN 10 : 4863855931
Format
：
Books
Publisher
：
書肆侃侃房
Release Date
：
October/2023
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
イ・ラン, 吉良佳奈江 ,  

Content Description

ミュージシャンで、フェミニズムの同志。先行き不明のコロナ禍に交わされたイ・ランとスリークふたりの往復書簡。猫と暮らすこと、妊娠する身体、憂鬱な心の話を分かち合い、ヴィーガニズムや反トランスジェンダー差別を語り合う。私的なことと社会的なこと、共感と対話のあいだを行き来しながら紡がれる優しくゆたかな言葉たちは、あたらしい距離を測りつづけている。

目次 : こんなご時勢にお元気ですかと聞くのは失礼でしょうか？/ もうひとり、名前が２文字のスリークへ/ 猫と話すことができたなら/ ジュンイチが不快に思うのが“わたし”だったらどうしよう/ ジュンイチとランイへ/ “ヤバい、妊娠した？”って思うのは私ひとりじゃないみたいですね/ もしも私が妊娠したらどうするかパートナーに聞いてみました/ ランイみたいな物乞いの子がいるかと思って/ 廃墟が“夢の家”になるまで/ アーティスト“イ・ラン”が何かを作る過程/ いい音楽って何なのか、何を考えるの、ただ作るだけ/ ある種の痛みは決して忘れられません/ ゆっくりと確実にくずおれつつあります/ タトゥーを入れて温泉に行きたいです/ タトゥーだらけの両腕で温泉に入る方法/ 健康ではないジュンイチと私がともに生きていく姿を見守ってください/ 私は今日も勉強しに行きます/ この文章、次の文章を書けるだろうか/ オープンにして生きる、隠して生きる/ スリークとどんなふうに付き合えばいいのかまだ悩んでいます/ 胃薬そのもの/ リョンファへ

【著者紹介】
スリーク : 京畿道九里市生まれのミュージシャン。２０２０年にＭｎｅｔで放送された音楽リアリティショー「グッド・ガール」に“地獄から来たフェミニストラッパー”として登場して話題を集めた

イ・ラン : ソウル生まれのアーティスト。多くのエッセイ、小説などが日本語に訳されている。音楽、文学、イラスト、映像などマルチに活躍している

吉良佳奈江 : 静岡生まれの翻訳家・韓国語講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ネギっ子gen

    読了日：2025/10/17

    【「私たちはフェミニズムイベント四天王のうちのふたりじゃありませんか」（イ・ラン）】“地獄から来たフェミニスト”たる孤高のリリシストと音楽・文学などでマルチに活躍するアーティストによる往復書簡。２０２０年夏からウェブマガジン週刊文学トンネに連載の後、２０２１年に単行本化。翻訳は２３年。お薦め！　イ・ランの「まえがき」で、＜小説やエッセイを書くときと違って手紙には何度もカッコを使いましたね。「カッコが多すぎるけど……大丈夫かな？」と悩んでいるときに、スリークもまったく同じことで悩んでいると知りました＞と。⇒

  • kokekko

    読了日：2024/05/28

    二人の女性の往復書簡。とてもよかった。フェミニズム的な文脈で読み解くこともできるだろうが、どちらかというと「今を生きている以上考えざるをえなくなることに、正面からぶつかって考えてくれている二人の人間の対話」という感じで、読み解き方を考えなくてもすがすがしい。また読むと思う。つらいことはつらいと言っていいし、そのつらさを背負って歩いていけばいいのだ。そこには仲間がいる。

  • Yes

    読了日：2024/11/11

    ずっとTwitterを見ていれば満たされる欲求が満たされる文章であった(つまり私にはあまりいらない文章だった)。赤の他人の日常とか心の声とか。 でも中絶の体験談とヴィーガンの思考については新しく得られた知識だった。あと韓国語では名前を知らない猫を呼ぶときにナビ(蝶)と呼ぶこと。

  • ♋︎

    読了日：2023/12/16

    読みながら、読みたいことが書いてあるな、とおもう不思議。

  • takao

    読了日：2025/10/26

    ふむ

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