ステファニー・ケルトン

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財政赤字の神話 Mmtと国民のための経済の誕生

ステファニー・ケルトン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152099662
ISBN 10 : 4152099666
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

「財政赤字が膨らめば国は破綻する」「政策に必要な資金は税金として集めなければならない」―これらの「常識」は、政府が国民に手を差し伸べないことを正当化するための方便にすぎない!米上院予算委員会のチーフエコノミストやバーニー・サンダース議員の大統領選顧問を歴任するMMT(現代貨幣理論)の第一人者が「財政赤字の神話」を撃破し、経済のあるべき姿をゼロから構想する。

目次 : 日本版序文 「財政赤字」こそ、コロナショックを脱する唯一の道である/ 序章 バンパーステッカーの衝撃/ 第1章 家計と比べない/ 第2章 インフレに注目せよ/ 第3章 国家の債務(という虚像)/ 第4章 あちらの赤字はこちらの黒字/ 第5章 貿易の「勝者」/ 第6章 公的給付を受ける権利/ 第7章 本当に解決すべき「赤字」/ 第8章 すべての国民のための経済を実現する

【著者紹介】
ステファニー・ケルトン : 経済学者。ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校教授(経済学、公共政策)。1969年生まれ。MMT(現代貨幣理論)の主唱者として世界的に知られる。ミズーリ大学カンザスシティ校経済学部長を務めたのち、2017年より現職。2015年の米上院予算委員会で民主党のチーフエコノミストを、2016年および2020年の米大統領選(民主党予備選)でバーニー・サンダース上院議員の政策顧問を務める。ブルームバーグ「2019年の50人」、プロスペクト誌「2020年世界のThinkerトップ50」に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    税を財源確保の手段とみなすか、インフレ率や格差是正の手段とすべきか。財政赤字は国を貧しくするか、国民を富ませるか。公的給付は持続不可能か、続ける意志さえあれば可能か。これまで当然視してきた経済を見る目の前提を、MMT(現代貨幣理論)は鮮やかに引っくり返す。確かにレーガノミクス以降の新自由主義的経済政策が国家のため国民に負担を強いるものであり、民を先に富ませれば国も富むという考えは理解できる。コロナ禍で各国ともほぼ無制限の財政支出拡大を余儀なくされている現在は、事実上MMTが実行されている状況かもしれない。

  • belalugosi6997改めベラ・ルゴシ

    「不況と貧困は人災」を主義主張にしていた、「不況・貧困・失業は人災」に追加変更。失業に関しては単なる無職を意味するのではなく、全う(真っ当)な仕事ではない=失業と定義する。では真っ当な仕事とは?ちゃんと働いて庭付きの一軒家を所有でき、結婚は勿論、2・3人の子供を大学まで通わせ、年に一度は家族で旅行に出かけ、貯蓄が出来て、老後の心配も要らないだけの手当(給与)が貰える、尊厳のある仕事のことである。完全雇用を達成すれば不思議ではない。これがMMT派の言う真なるJGPである。夢と希望と尊厳がある。ベスト著書

  • やましん

    記念すべき300冊目。中野剛志「富国と強兵」からMMTを知ってその後L・レイの本を読んだが、この本はMMTが明らかにしていることを簡潔な章立てとその解説で構成していて分かりやすい。思うに、JGP(就業保証プログラム)の課題はJGPで提供出来る有意義な仕事を政府が本当に準備できるか、にあると思う。JGPで提供される雇用は好況時に追加的な福利厚生によって民間部門に雇用が移動した場合でも行政サービスに著しい低下がなく、かつ有意義な仕事である必要がある訳だがそうした仕事が果たしてあるのか、これが課題であろう。

  • スターライト

    「国の借金が千兆円超え。国民一人当たり〇百万円」「高齢化社会の進展で医療福祉の支出が増大」などと聞くと誰しも不安を覚え、そのために増税や各種給付の減額はやむなしと思ってしまう。しかしこれはアメリカはもとより日本などの通貨発行権を持つ国では虚言にすぎず、その財政を家計や自治体と同列に扱うのは間違っているー。MMTという聞きなれない経済理論をやさしく解説した本書は、財政赤字・貿易赤字・国家の債務などにまつわる「神話」を解体し、国民全体が豊かになるための経済に向けた具体的な方策を示す画期的な経済書。

  • ATS

    私のように経済や財政などの基礎的な知識がない人がいきなり本書を読むとやや難しいかもしれない。しかしながらMMTそのものやその先にある財政政策の哲学的なことを知るには欠かせない良書であると思う。初学者はいきなり本書に手を出すのではなく、中野剛志さんの書籍『奇跡の経済教室(https://amzn.to/31okysq )』や三橋貴明さんの動画『「財政破綻するー!」を完全論破(https://www.youtube.com/watch?v=kFz1AWzwMsU&t=1282s )』で基礎を固めておくとよい。

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