ステイシー・ウィリンガム

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すべての罪は沼地に眠る ハヤカワ・ミステリ文庫

ステイシー・ウィリンガム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151852015
ISBN 10 : 4151852018
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。湿地で少女6人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。それから20年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは、様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。そんな折、またしても彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件が起こる。父と同じ手口を使った犯人の目的は?

【著者紹介】
ステイシー・ウィリンガム : 米国サウスカロライナ州在住。ジョージア大学でジャーナリズムを、サヴァナ芸術工科大学で創作を学ぶ。コピーライターやブランド戦略家を経て、専業作家となる。2022年1月に刊行した『すべての罪は沼地に眠る』がデビュー作

大谷瑠璃子 : 大阪府生まれ、翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    なぜか15才の少女ばかりを狙う連続殺人。20年前と現在の事件が交差するスリリングなサスペンス。12才の夏、クロエの父は少女6人を殺したとして逮捕される。それから20年後クロエはトラウマに苦しみながらも臨床心理士として人生を立て直していたが、彼女の周りでまた同じ手口の連続殺人事件が発生。「誰が何のために?」彼女は悩み疑心暗鬼に陥っていく。600ページ近いボリュームだがシンプルなプロットとグイグイ読ませる展開であっという間に読了。登場人物も少ないため犯人は予想しやすいが久しぶりにハラハラ感を楽しめる物語だった

  • シキモリ

    連続殺人犯を父に持つ主人公・クロエの周囲で父と同様の手口を用いた殺人事件が発生するサスペンス小説。文章は比較的読み易く、デビュー作らしからぬ構成力もあるのだが、それ故に目新しさはなく、既視感ありありの展開に終始している。ラストのどんでん返しで明かされる真犯人の正体も主人公と当該人物の距離感等々から予測しうるので、然程驚きもない。何より、今作のように物語全編を主人公の心理描写でベタ塗りしてしまう作品は実際に外で起きている出来事を必要以上に矮小化し、粗を隠すような傾向があり、その巧妙さがどうしても苦手ですね。

  • いっちゃん

    ミステリー擦れっ枯らしの私は、「まぁよくあるパターンやな、これじゃカリンスローターには追いつけんな」なんて不遜な気持ちで読み進めていました。が、なかなかどうして入り組んだミステリーでした。残酷な描写が少ないから読みやすいかも。主人公であるクロエがあまりにも愚かな行動を取りがちなのが気になりますが、父親が殺人鬼だとこう考えてしまうのは仕方無かったのかと思いながら読みました。頑張れクロエ。

  • 本の蟲

    幼いころ、父が連続殺人犯として逮捕された主人公クロエ。現在は臨床心理士として成功し、婚約者との結婚を控えていた。しかし父と同じ手口の連続殺人事件が発生し…。トラウマを抱えたクロエが、被害妄想気味なのにクソちょろい。この相反する性質は読んでいてストレスだが、不安定な心理状態としてわりとリアル? 特定の登場人物は囮臭が強すぎて作者の意図が見えるし、全員報連相不足で事態を混乱させているだけ、と色々突っ込みどころが多い作品。しかし一気に読み切れるテンポの良さに救われる

  • みやび

    少女連続殺人犯の父、自殺に失敗し寝たきりの母。故郷で憎まれながらも生き延びた兄クーパーと妹クロエ。最初の事件から20年経ち、父は刑務所なのに同じような殺人が…。主人公のクロエは苦労の末に臨床心理士になったというのに、自身のメンタルが弱く思い込みが激しいので、語りに妄想が入ってないか疑いながら読むことになります。恋人の無神経な行動もあって(サプライズパーティーとか)気持ちが疲れる部分もあったけど、全体的には面白かったです。

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