スティーヴ・シルバーマン

Individuals/organizations Page

Books

自閉症の世界多様性に満ちた内面の真実 ブルーバックス

スティーヴ・シルバーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065020142
ISBN 10 : 406502014X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

20世紀半ばに研究が始まった自閉症。さまざまな誤解と偏見を経て、脳科学的に理解されるまでをたどりながら、知的障害ではなく、精神疾患でもない、感じ方や考え方が異なる人たち=自閉症スペクトラムの真の姿に迫る。「脳多様性(ニューロダイバーシティ)」という新たな視点から捉え直す科学ノンフィクション。「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー、英国で最も権威あるノンフィクション賞BBC Samuel Johnson Prize受賞。

目次 : クラハム・コモンズの魔術師/ 緑のストローへのこだわり/ シスター・ヴィクトリンは何を見たのか/ 魅力的な特異性(奇妙さ)/ 毒親の誕生/ ハイテクのパイオニアとして/ 怪物とたたかう/ 自然界のものをはっきりと二分するのは不可能である/ レインマン効果/ パンドラの箱/ 自閉空間の中で/ 「脳多様性」の世界をめざして

【著者紹介】
スティーブ・シルバーマン : 米国サンフランシスコ在住の科学ジャーナリスト。20年以上にわたり、「ニューヨーカー」「タイム」「ネイチャー」誌等に寄稿している。米国カブリ科学ジャーナリズム賞受賞。ポップカルチャーにも造詣が深く、「ワイアード」誌に定期的に連載記事を掲載

正高信男 : 大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。米国立衛生研究所、独マックス・プランク精神医学研究所などを経て、京都大学霊長類研究所教授

入口真夕子 : リバプール大学考古学科卒。数年間の社会人経験を経て、同大学大学院エジプト学の修士号を取得。現在、京都大学大学院理学研究科博士後期課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やいっち

    「現代は自閉症が増えている!? 天才や起業家には自閉症的傾向が多い!?20世紀初頭に研究が始まった自閉症。さまざまな誤解と偏見を経て脳科学的に理解されるまでをたどりながら、「自閉症スペクトラム」と呼ばれる人たちの真の姿に迫る。「脳多様性」という新たな視点から捉え直す科学ノンフィクション」というもの。

  • ばんだねいっぺい

    「自閉症」が世に認められるまでの紆余曲折。政治家もそうだが、科学者の誤りも罪が重い。「レインマン」のように多様性を認めていく文化は、素晴らしいと再確認した。

  • Tui

    カナーとアスペルガーという、まったく主張を異にする学者の存在が、この分野の研究に進化と混乱の両方を招いてきた。アスペルガーに功績あれど、やはり罪の大きさは計り知れない(アスペという蔑称を出すまでもなく、彼の名は発達障害の代名詞であり続けている)。今も誤解は消えず、一部では誤った教育法が採用されてさえいる。まだ発展途上の分野なのだ。これまでの研究の成果とともに、偏見や誤解と苦しみ戦ってきた本人とその親の(語弊ある言い方になるが)英雄譚としても読める。硬めの内容、静かな文章、なのに読んでいて気持ちが熱くなる。

  • eirianda

    参考までに読んでみようと思い手に入れたが、あまりの面白さに一気読み。分厚い本だけど、すごく読み応えがあった。オリバーサックスが好きなので、内容が入りやすかった。偏見に満ちた時代を経て、今は理解がある。とはいえ、生きにくい。超内弁慶で一人で絵ばかり描いていた、自分の幼い頃を思い出すと、(小三で急に社交的になった) 自分もその一人だったのかもしれない。ただし、知能は至って普通…。高機能の人は、本物の天才、と思っている。

  • tom

    アスペルガー症候群、発達障害、自閉症、こういったラベルを貼られることになってしまった人たちについて、症例の発見と現在までの理解の通史。最初にこの症例を記述したのはハンス・アスペルガー、そして、彼を無視し、自分の発見だと語った米国人カナー。その後に現れた、自分の子どもを生き延びさせたいと思う親たちとその援助者、寄生虫のようにして食らいつく連中などなど。人間の善意と悪意の物語のようにも、読むことができる。アスペは強弱人それぞれ、どの人の中にもある。毎日毎日、一人遊びをしている私だって、緩いアスペ。良書です。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items