スティーヴ・シャンキン

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権力は嘘をつく ベトナム戦争の真実を暴いた男

スティーヴ・シャンキン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750517599
ISBN 10 : 4750517593
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1960年代、冷戦期に軍事アナリストとしてペンタゴンで働いていたダニエル・エルズバーグは、ベトナム戦争が権力者のメンツや選挙対策によってエスカレーションしていくことに疑問を持ち、政府の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の暴露を決意する。インサイダーによるリークは正当化されるのか?戦争はどのように作られ、継続するのか?なぜ権力者たちは、戦争を止めないのか?彼らのメンツは、兵士や市民の命より大切なのか?報道の自由とは?国民の「知る権利」とは?戦争の構造は、変わらない。権力は、その力の維持を自己目的化していく。資料を縦横無尽に駆使しながら、推理小説のように一気に読ませる歴史ノンフィクション。

目次 : プロローグ―実行可能性調査/ 1 インサイダー(冷戦の闘士/ 初日/ 敵対行為 ほか)/ 2 秘密と嘘(クレディビリティ・ギャップ/ リークの力/ 最悪の日々 ほか)/ 3 アウトサイダー(広がる波紋/ ミスター・ボストン/ 潜伏 ほか)/ エピローグ―歴史はくり返す

【著者紹介】
スティーヴ・シャンキン : 出版社で歴史教科書の執筆に従事した後、2009年よりYA作家。本書で全米図書賞ファイナリスト(2015年)、ヤングアダルト図書館サービス協会の最優秀ノンフィクション賞(2016年)。著書は十数冊あり、『The Port Chicago 50』で全米図書賞ファイナリスト(2014年)、『原爆を盗め!』(紀伊國屋書店、2015年)で全米図書賞ファイナリスト(2012年)とニューベリー賞オナーブック(2013年)に選ばれた

神田由布子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • koji

    「推理小説のように一気に読ませるノンフィクション」との帯コピーは、些か羊頭狗肉で、そこ迄スピード感はありません。唯本書で語られる「米大統領の孤独、嘘、プライドとプレッシャー」は読み応えがあります。さて本書が曝くベトナム戦争からウォーターゲート事件に至る経緯は、映画でも復習できることが分かりました。ペンタゴン・ペーパーズ→大統領の陰謀→ザ・シークレットマンの「3本の映画」を、この順に観ていく事にします。更に今との関わりでは、露ウ紛争における米国の関わりはどうなるか。本書を元に米大統領の行動に注目していきます

  • no6

    袖に「推理小説のように一気に読ませる歴史ノンフィクション」とあるがまさにそのとおりで、権力者はここまでやるのか!と、むしろ小説だったらやりすぎで嘘っぽいと思ってしまうほど。泥沼化した戦争としてベトナム戦争のことはもやっと知ってはいたけれど、こんなにも悪手が次々と繰り出されていたのかと。また情報工作チームがなんともへっぽこ…。現在起きている戦争もそうだけど、負けるわけにはいかないということが最優先になると俯瞰した判断はできなくなるんだろう。そして戦争でなくても権力者が嘘をつくことは我々日本人も知っている。

  • chuji

    久喜市立中央図書館の本。2022年10月初版。訳下ろし。亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズW-5。誰でも嘘はつくが、権力者の嘘は与える影響が半端ない。

  • とし

    政府が真実を秘密にし、大衆に嘘の情報を伝えることで政府としての体裁を保つ姿が描かれている。一方で、主人公は自身のキャリアや命の危険を顧みず内部からの告発により真実を明るみに晒すことで政府の体裁よりも大事なものが何かを大衆に訴えかけるような構図が描かれている。 事の大小はあるが、会社でも本質的に似たような構図が発生しうるし、他人事ではないと感じた。

  • 61rsmma

    難しそうな本なのに、読み始めると止まらないくらい面白い。いろんな人の想いが錯綜し、物事がどんどん進んでいく疾走感があった。特に各大統領の心情表現は面白かった。 また、末にある訳者のあとがきと同じことを思った。世界は変わっていないのではないか、昨今の情勢を考えるとそう感じる。戦争は始めると終わり方が難しい。ベトナム戦争では、権力者のプライドのために多くの尊い命がなくなったと思うとなんとも言葉にし難い感情がある。

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