スティーヴン・s・コーエン

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アメリカ経済政策入門 建国から現在まで

スティーヴン・s・コーエン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622085836
ISBN 10 : 4622085836
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

成長は、市場ではなく、政府が生みだした。高関税、補助金、インフラ、軍事…。したたか、かつプラグマティックな政策史を具体的な読み解き、今後とるべき戦略を提示する。

目次 : 第1章 アレグザンダー・ハミルトン、アメリカを設計する(共和主義の美徳か、商業的繁栄か/ ハミルトン・システム ほか)/ 第2章 さらなる再設計―リンカーンからフランクリン・D.ルーズヴェルトまで(自由な企業/ 自由な土地 ほか)/ 第3章 長きアイゼンハワー時代(郊外化/ 人種 ほか)/ 第4章 東アジア型モデル(未来へキャッチアップする国家vs.未来を発明する国家/ 経済学という舞台の悲劇と喜劇 ほか)/ 第5章 金融の肥大化(アメリカ金融の成長/ ハイ・ファイナンス拡大を求める衝動 ほか)

【著者紹介】
スティーブン.S.コーエン : カリフォルニア大学バークレー校国際経済研究所(Berkeley Roundtable on the International Economy)名誉教授、共同所長。ニューヨーク大学ワグナー公共サービス大学院客員研究員

J.ブラッドフォード・デロング : カリフォルニア大学バークレー校経済学教授。クリントン政権下で財務省副次官補を務めた。全米経済研究所リサーチ・アソシエート。米屈指の経済ブロガー

上原裕美子 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • おさむ

    目から鱗の本でした。米国は、小さな政府志向で市場を重視する経済政策というのがこれまでの常識です。著者はそうではなく、アレクサンダーハミルトン大統領時代から実利主義に基づく政策を、共和党、民主党政権ともに進めてきたと説く。ただ、1980年代のカーター政権以降はその伝統が失われて、過度な金融傾斜に陥ってしまったとして、嘆く。第4章で日本の高度成長時代を偉業として讃えているのが、日本人としては興味深い。保守やリベラルといったイデオロギーと離れて、経済政策は見るべきだなと改めて感じました。

  • 筑紫の國造

    本書が説くのは、アメリカの経済的発展が市場の自由な競争ではなく、政府の経済政策によってなされてきたという歴史だ。建国の功労者であるアレグザンダー・ハミルトンはまだ力のない国内産業を守るため、関税によって障壁を築いた。以後、ハミルトンの思想は歴代の大統領によって継承され、イデオロギーではなく「実利」によって行われてきた。それは、日本や中国のような東アジアでも導入された手法である。「小さな政府」の総本山に見えるアメリカだが、その実態は単純な自由主義で割り切れるものではなかったのである。

  • 田中峰和

    日本では知名度の低い米建国の父の一人アレグザンダー・ハミルトンの功績を学べたのがよかった。英国の安価で高性能な製品に50%の高関税をかけて国内産業を守った彼の手腕は、20世紀初頭のドイツで活かされ、戦後の日本経済の躍進にも応用された。ハミルトン流の方策は大量生産モデルを生み出し全世界に広がったのだ。80年代、製造業の敗北で金融の肥大化を生んだ米社会。TPPを推進して関税撤廃の方向に動こうとしていたアメリカは、トランプの登場で後戻り。格差は広がり続けるが、いまさらラストベルトを支援しても後の祭りだろう。

  • Fumi Kawahara

    イマイチ。そもそも、私の米国理解がイマイチどころじゃないくらいなので、なんかよくわかんなかった('ω')。要するに、口では「小さな政府」と言いつつ通説でもそう言われているにもかかわらず、現実にはドデカ路線だったってこと?ちなみに、日本経済についても「優秀な官僚が率先して高度成長を達成した」と言う通説を前提としていて、「なんだかな('ω')」という気分に・・・

  • ☆ツイテル☆

    フライヤー

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