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ISBN 10 : 4499228026
Content Description
米ソ冷戦の時代に、30年以上もの長きにわたりアメリカ軍主力戦車(MBT)の座にあった「パットン」戦車。そのいわば血のつながった生みの親が、パーシング戦車である。連合軍反攻作戦でドイツ軍のティーガー、パンターと遭遇したM4シャーマンの乗組員たちは、相手が格上だということを、すぐに思い知らされた。しかし、あと数カ月で戦争が終わろうという時に、90mm砲を搭載したM26パーシング戦車が、ようやく前線の機甲部隊に到着した。このパーシングこそは防御力と攻撃力において、いかなるドイツ軍戦車にもひけをとらない、アメリカ軍が待ち望んだ真に強力な戦車だったのである。本書はパーシングの開発がいかなる妨害によって遅延したのか、なぜもっと早く就役させられなかったか、という疑問に、アメリカにおける重戦車の開発状況と、当時の陸軍の戦車運用基本原則に遡って回答。ヨーロッパ戦末期にはじめて実戦投入され、その後、朝鮮戦争でアメリカ軍の主力戦車として共産軍のT‐34/85を相手に華々しい活躍を見せたM26と、その改良型初代「パットン」戦車、M46の戦歴を紹介する。
目次 : パーシング誕生の背景/ パーシング戦場に現わる/ 大戦末期以後の戦車開発状況/ M46パットン/ 朝鮮戦争とパーシング
【著者紹介】
スティーヴン・ザロガ : 1952年生まれ。装甲車両の歴史を中心に、現代のミリタリー・テクノロジーを主題とした20冊以上の著作を発表。旧ソ連、東ヨーロッパ関係のAFV研究家として知られ、また、米国の装甲車両についても造詣が深く、多くの著作がある。米国コネチカット州に在住
トニー・ブライアン : 装甲車両、小火器から航空機、船にいたる軍用装備・機材等に興味をもち、『New Vanguard』シリーズをはじめ、各種パートワーク、雑誌、書籍に多くのイラストを発表している
ジム・ローリアー : 国際的に評価されている航空・軍事関係のイラストレイター。「American Society of Aviation Artists」「New York Society of Illustrations」「American Fighter Aces Association」会員
武田秀夫 : 1931年生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業。日野自動車を経て本田技術研究所に入社、乗用車の設計開発に従事し、1991年退職。現在東京都内に在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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