スティーヴン・ミルハウザー

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ある夢想者の肖像(仮)

スティーヴン・ミルハウザー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560084670
ISBN 10 : 456008467X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

少年が微睡みのなかで見る、終わりのない夢…思春期の生の瞬間、その息づかいを濃密に伝える。ミルハウザー初期傑作長篇、待望の邦訳!

【著者紹介】
スティーヴン・ミルハウザー : 1943年、ニューヨーク生まれ。アメリカの作家。1972年『エドウィン・マルハウス』でデビュー。『マーティン・ドレスラーの夢』で1996年ピュリツァー賞を受賞

柴田元幸 : 1954年生まれ。米文学者・東京大学特任教授・翻訳家。『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • りつこ

    これでもかと続く綿密で近視眼的な描写と、繰り返される「退屈」の描写に、ぐあーーーとなりながらどうにか読んだ。久しぶりのミルハウザー。どの作品も「面白い」と思って読んだはずなのに、この作品はどこをどう面白がればいいのかわからなかった。もしかすると過去の私はわかった気でいたけど理解できずにでもなんかすげーと思って面白いと自分に言い聞かせていたのか?!あるいはこの作品が他と比べて毛色が違うのか?

  • 三柴ゆよし

    もうやめて!と絶叫したくなるほど緻密な描写に何度投げ出したくなったか知らないが、それでも最後まで読めたのはハウザー先生の筆力なのだろう。この先どうなると牽引される系の小説ではなく、先生の文体が織りなす夢幻的なタペストリー(俺のきらいな比喩です!)にうっとりする系の小説なので、好きな人は好きだよね!という程度の感想しかない。身近にこんなアーサーみたいないけすかないガキがいたら絶対にそいつの首を絞めてるだろうと思うし、全篇を色濃く包む不穏さにしても、思春期それ自体がそもそも不穏で不毛なものだよね、という感じ。

  • ネムル

    別段読むのに苦労するような小説ではないのだが、読んでいる間苦痛で仕方ないという点では近年稀にみる作品であったように思う。アーサーの妄想にふけるような、ここにいない感、それがまたミルハウザーのバックボーンを描くようで興味深くはあるが、その退屈な日常がどうしたら面白くなり得るか。緻密な描写といっても、カラフル・オノマトペ・反復といった言葉で説明できそうな描写が続くだけで、なんの魅力も覚えない描写・文体だった。ただし、ポーに耽溺する少年の非モテ感というものがティム・バートンとも通ずるようで、そこは面白かった。

  • Mabo

    ミルハウザーは精緻な描写に卓越したお話を絡ませる優れた作家だけど、これは既訳の小説のなかで一番ダメと感じた。ストーリーにもキャラにも魅力がないから、だんだん長々とした描写を読むのが辛くなってくる。よかったのは子ども博物館、というかあのヒロインとの描写くらい。話の展開が遅いのは処女長編のエドウィン・マルハウスと同じ。ただあっちは最後まで読むと評価が好転したんだけど、この本は残念ながらそうはならなかった。ストーリー展開の巧みさでいえば、マーティン・ドレスラーは格段に進化している(中短編は初期から素晴らしい)。

  • メセニ

    8/10

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