スティーヴン・ウィット

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誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち ハヤカワ文庫

スティーヴン・ウィット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150505189
ISBN 10 : 4150505187
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

CDからダウンロード販売、そして定額制ストリーミング配信へと、音楽の聴き方はこの20年で大きく変わった。mp3という革新的な音声圧縮技術の発明、海賊版音源をインターネット上に流すリーク集団の暗躍、レコード会社側の広告収入モデルへのシフト…音楽産業を「殺した」真犯人は、一体どこにいる?現在進行形の事象に綿密な取材とスリリングな筆致で迫り、絶賛を浴びたビジネス・ノンフィクション。

目次 : mp3が殺される/ CD工場に就職する/ ヒットを量産する/ mp3を世に出す/ 海賊に出会う/ ヒット曲で海賊を蹴散らす/ 海賊に惚れ込まれる/ 「シーン」に入る/ 法廷でmp3と戦う/ 市場を制す/ 音楽を盗む/ 海賊を追う/ ビットトレント登場/ リークを競い合う/ ビジネスモデルを転換する/ ハリポタを敵に回す/ 「シーン」に別れを告げる/ 金脈を掘り当てる/ 海賊は正義か/ 法廷で裁かれる

【著者紹介】
スティーヴン・ウィット : 1979年生まれ。ジャーナリスト。シカゴ大学卒業、コロンビア大学ジャーナリズムスクール修了。シカゴおよびニューヨークのヘッジファンドで働いたほか、東アフリカの経済開発に携わる。『ニューヨーカー』誌などに寄稿。初の著作である『誰が音楽をタダにした?―巨大産業をぶっ潰した男たち』は『フィナンシャル・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『タイム』『フォーブス』など各紙誌の年間ベストブックに選出され、大きな話題を呼んだ

関美和 : 翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業、ハーバード・ビジネススクールMBA取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • TATA

    書評サイトを彷徨って辿りついた作品。mp3の開発、音楽シーンの変遷、そしてネット社会の進展、それらが同じ時代に存在してしまったがために海賊版が横行し音楽産業は大混乱に陥る。その後、事業モデルの再構築、そして司法が本格的に介入して物語は終息する。ネット社会の黎明期に起きた社会の混乱とでも言おうか、音楽シーンが熱を帯びて混乱したその時期を経て人々の音楽の楽しみ方は変化した。子供の頃はレコードとカセットテープ、今はSpotify。まだ子供が小さかった時に「お父さん、レコードってどんなもの?」だったもんなあ。

  • shikada

    ある時期まで、音楽を聞くにはCDを買うしかなかった。本書は、そのモデルがなぜ崩れたのかを追うノンフィクション。音楽データの圧縮技術の進化、海賊版サイトの横行、そして広告収入の導入という3つの要因が絡み合って、音楽業界がダイナミックに変貌していく推移が読み取れる。データ圧縮にかける技術者たちの熱意、アングラ海賊版サイトの管理人対FBIの闘争、音楽業界のトップの思考転換が濃厚に描かれていて、読み応えがあった。ワンクリックで音楽が聞ける現在の環境は、一朝一夕に出来上がったものじゃないことを教えてくれる一冊。

  • おさむ

    ネットとITの進化で最も変化したのは、音楽シーンなのかもしれないと実感します。CDからダウンロード販売、そして定額制ストリーミング配信。日本は最終段階には到達していない感じもしますが、もはや時間の問題かも。ビジネスノンフィクションである本著の白眉は、毛色と環境の異なる3人の主人公を配置したこと。mp3技術を発明したドイツ人。レコード会社の大物経営者。ネットに音楽をリークするアメリカの工場労働者。其々の思惑が交錯します。特に最後のリーク集団の話の面白さがピカイチで、推理小説感覚で楽しめました。

  • CCC

    mp3の発明者、業界トップCEO、有名な音楽リーク集団のリーダー格。三人の話を軸になぜCDビジネスが縮小したのかに迫る。むこうに再販制度はないし、カラオケ、レンタル、中古、着うた、CCCD、複数枚商法、それに日本語と特殊な事情が結構あるので、日本の話には直接接続できないかもしれないが、そこはアメリカの話と割り切るべきなのだろう。なんにせよ話として面白い。さまざまな境遇の人間の思惑が複雑に絡み合うさまはもはや文学的ですらあった。90、00年代の米流行音楽に詳しい人にもおすすめ。ニヤリとできます。

  • 緋莢

    mp3の開発や、音楽データを違法アップロードした組織(登場人物の紹介欄では、世界最強の音楽海賊”と書かれている)等を軸に、副タイトルにもなっている「巨大産業をぶっ潰した男たち」を書いたノンフィクション。あらすじの<音楽産業を「殺した」真犯人>、タイトルの『誰が音楽をタダにした』はさすがに大袈裟で、誰がCD主流の音楽産業を殺した、もしくは音楽の値段を安くしたというのが正しいかなという印象(続く

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