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石油の帝国 エクソンモービルとアメリカのスーパーパワー

スティーブ コール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478029107
ISBN 10 : 4478029105
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アメリカ最大最強の企業が世界で繰り広げた資源獲得競争の知られざる裏側を余すところなく描き出す迫真の国際ドキュメンタリー。

目次 : 1 リー・レイモンド時代(鉄の管理体制/ エクソンモービル誕生/ 妥協なきロビー活動/ カネで買ったインドネシア/ アラスカ沖、科学者の闘い ほか)/ 2 レックス・ティラソン時代(新リーダーの戦略転換/ 世界銀行を打ち負かしたチャド大統領/ 法廷に持ち込まれたガソリン漏洩事件/ インドネシア軍の人権侵害/ チャベス大統領を出し抜け ほか)

【著者紹介】
スティーブ・コール著 : 1958年、ワシントンDC生まれ。オクシデンタル・カレッジ卒業後、雑誌のスタッフライターを経て、1985年よりワシントンポスト紙。89年よりインドで南アジア支局長、98年に編集局長などを歴任。2005年よりニューヨーカー誌で国際諜報機関や安全保障をテーマに取材を始める。2007年にワシントンDCに拠点を置く超党派の政策シンクタンク、ニューアメリカファウンデーション会長。2013年よりコロンビア大学ジャーナリズム大学院で学部長に就任

森義雅 : 1965年北海道生まれ。北海道大学卒業後、(株)日本興業銀行入行(現(株)みずほ銀行)。石油公団出向を経て、2004年より国際石油開発(株)(現国際石油開発帝石(株))移籍。財務部門、海外事務所(リビア)の後、アメリカ・アフリカ事業本部にてプロジェクト推進業務(現職)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Shin

    世界有数の国際石油資本、いわゆるメジャーであるエクソンモービルの企業史ではあるのだが、米国+諸国+諸企業の政治経済史というかケーススタディ集でもある。人権、環境、企業価値という〈正論〉蔓延る世論から目の敵にされながらも、一本スジの通った経営哲学を貫き通して企業体としての面目と業績を保ち続ける同社の凄みは経営規範として賞賛に値する。キレイ事だけでは世の中は回らない。清濁併せて「企業の使命とは何か」という観点から本気で経営(と政治)について考えてみる胆力と柔軟さを持つ若い人々に読んでもらいたい本。

  • もよ

    「管理のエクソン」と誰かに呼ばれていたと記憶しているが、高潔とも傲慢とも受け止められる首尾一貫し、かつ取り付く島もない企業統治の一端にトピックス的な事件から切り込んだ珍しい本だと思う。特に各国の独裁政権とのアメリカ政府を巻き込んだ関わりはなかなか目に触れることではないと思われ特筆すべきだろう。

  • gogo

    世界最大の石油メジャー、エクソン・モービル社の最近25年間ほどの歴史を扱ったノンフィクション。2段組で600ページ超ある。内容は、紛争地域のアチェや超独裁国家の赤道ギニア等での事業の困難と克服、カタール勃興を導いた話、シェール革命など、事実は小説よりも奇なりの面白い物語が満載だった。1社でノルウェーのGDPを上回る売上高を生み出す。その背景には、徹底した利益追求主義と合理主義が貫く企業文化があることが分かった。また、規律、勤労、倹約を尊ぶリーダーと組織の倫理にピューリタニズムの濃い影響を個人的には読んだ。

  • koji

    1989年、エクソンバルディーズ号のアラスカ沖原油流出事故に始まり、2010年、BPのディープウォーター・ホライゾン号のメキシコ湾原油流出事故に終わるエクソンモービルの大河ドキュメンタリーです。特に最悪の時期から立ち直り、モービル買収後12年に稼いだ純資金収支4.9億ドル(同時期の米国純資金収支△5.7兆ドル)を稼いだ時期の西アフリカ、インドネシアの独裁政権と渡り合った強かな戦略と鉄の規律・秘密主義とロビイング活動を課した経営は大いに読み応えがありました。中でも、レイモンドの強面ぶりに魅せられました。

  • Germanene

    世界最大の民間石油会社・エクソンモービル社を軸にした国際政治経済ドキュメンタリー。「世界最初の近代的企業」スタンダード石油の後身である同社は89年のエクソン・バルディーズ号事件をきっかけに、自らの企業文化である徹底した収益管理と内部規律を哲学の域にまで強化する。政治的に不安定な中東・西アフリカへの進出など際しても一切の例外なく自らの基準を押し通し、時にアメリカ政府との対立も辞さない同社の姿はまさしくグローバル企業の極致と言える。創業者ロックフェラーの伝記「タイタン」と併せて読むと非常に面白いと思う。

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