スティーブ・ブルサッテ

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哺乳類の興隆史 恐竜の陰を出て、新たな覇者になるまで

スティーブ・ブルサッテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622097013
ISBN 10 : 462209701X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今、地球には約6000種の哺乳類が生息している。この動物たちは、哺乳類というグループが織りなしてきた豊かな系統樹のごくごく一部にすぎない。過去には、車のような大きさのアルマジロ、子犬のような小ささのゾウ、マメジカのような華奢な四肢を持つクジラの祖先など、奇想天外な動物たちが生きていた。哺乳類の系統樹の枝は、小惑星の衝突や火山の噴火、気候の変動などに起因する絶滅事件により、大半が刈り込まれてしまった。しかし絶滅哺乳類が獲得した進化の遺産は、私たちの身体に確かに引き継がれている。たとえば、耳や顎の骨の形状、妊娠や乳児の成長の仕方、咀嚼を可能にした臼歯の形状や乳歯・永久歯のしくみは、私たちの祖先が3億年の間に一つ一つ獲得したものだ。約3億年前に爬虫類の祖先と分かれたグループが、幾多の絶滅事件を乗り越えて私たちに至るまでの、途方もない歴史を描く書。

【著者紹介】
スティーブ・ブルサッテ : 1984年アメリカ生まれ。エジンバラ大学で教鞭を執る。博士号をコロンビア大学で取得後、2013年より現職。専門は恐竜などの古脊椎動物の解剖学・系統学・進化。世界各国でフィールドワークを行い、これまでに15種以上を新種として記載している

黒川耕大 : 翻訳家。金沢大学理学部地球学科卒業、同大学自然科学研究科生命・地球学専攻修了。古生物学・地質学を学ぶ。ナショナルジオグラフィックチャンネルなどの映像翻訳を手掛ける

土屋健 : 2003年、金沢大学大学院自然科学研究科修士課程修了。科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て、現在、オフィスジオパレオント代表、サイエンスライター。日本古生物学会会員、日本地質学会会員、日本文藝家協会会員。専門は地質学、古生物学。2019年、日本古生物学会貢献賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Yuki2018

    哺乳類の先祖である単弓類は恐竜時代よりも大分前の古生代に分離し、その外見はほぼ爬虫類。更に枝分かれを繰り返し、哺乳類が出現。その後も環境変化に応じ枝分かれを繰り返す。恐竜時代において哺乳類は地味ながら小型生物のニッチを占め、恐竜滅亡後は大型のニッチに進出。知らなかったのは「草」が出てきたのは恐竜時代後だったことで、それまでの木やシダ植物の天下をひっくり返した。この変化に適応したのが牛などの哺乳類だ。霊長類の歴史も意外と古い。地質時代のチャートを引きながら、壮大な歴史を楽しむことができるおすすめの一冊。

  • 読書家さん#2EIzez

    前半読了し返却す。今まで国や人の歴史にはあまり興味を持てなかったのだが、哺乳類の年表や、見たこと聞いたことのない哺乳類の系統図、(例えばディメトロドン、ディキノドン、単孔類(卵を産む哺乳類)、単弓類、獣弓類 、化石にまつわる話しを次から次に繰り出すので楽しかった。 人に飽きてしまった時に読むのもおすすめです。兎に角色々な哺乳類が登場し歯や毛、顎や体重、動きの特徴を説明しながら物語仕立てにしてる。迂闊に言うもんじゃないけど古生物学者の化石発見、記録の一級品ダゼ〜。さすが朝日の紹介。 

  • 勝浩1958

    分かりやすくて面白かった。ホモ・サピエンスに進化するまでに途轍もない時間が流れたことに感動しました。

  • Shori

    哺乳類のこと、意外と知らない。断片的な知識が統合される。数々の科学者列伝も魅力的。哺乳類は恐竜の陰にひっそり生きたのではなく、"恐竜の小型化を阻んでいた"との指摘にハッとさせられた

  • 天茶

    読みかけ61p

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