スティーブン・レビツキー

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少数派の横暴 民主主義はいかにして奪われるか

スティーブン・レビツキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105070625
ISBN 10 : 4105070622
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

妊娠中絶禁止、銃規制反対、トランプ支持‥‥なぜ「極論」が勝ってしまうのか? この三〇年間、民主党に対してほぼ一貫して少数派の立場にある共和党が、アメリカ政治の決定権を握ってきたのはなぜか。そして共和党はいつから過激派に牛耳られてしまったのか。米ハーバード大学の碩学が、少数派がルールを悪用して政治を支配する手口を暴き、民主主義の危機を警告する。ベストセラー『民主主義の死に方』第二弾。

【著者紹介】
濱野大道 : 翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)卒業、同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    民主主義を守るはずの制度が誰かの特権になる時それは暴力になる、本書が示した反多数決的な制度設計に潜む支配構造だ。しかし再選トランプ政権下、かつての少数派は多数派に転じその内側の一握りの強者が制度を破壊し私物化する、新たな少数派の横暴はDOGE、相互関税、社会保障、生活苦に表象される。ここ数日全米でHands Offデモが起こる。本書が出版時に告発した構図が今や「逆転の寓話」だ。制度は自動では動かない一節は予言を通り越しライブ配信中だ。制度は正義にも暴力にもなり得る。日本でも問われる制度と公共性の現在形だ。

  • さとまる

    図書館本。タイトルがちょっとミスリードかな。ここでいう「少数派」は単純なマイノリティではなくて、かつてはマジョリティであったが社会の変化によって絶対的多数派ではなくなった白人キリスト教徒男性のことを指す。アメリカの民主主義の歪みを指摘し、政治改革にしろ銃規制にしろ中絶にしろ、いかに彼ら「少数派」が多数派の意見を潰してきたかをあきらかにする。アメリカの民主主義がこんなにも抜け穴だらけとは驚く。ただ、どうしても民主党側からのポジショントークの面も否めず、そこは気をつけないと。

  • 紡ぎ猫

    世界に先駆けて民主主義国家を樹立したはずのアメリカで今、民主主義の末期症状を見ているような気がしてならない。世界の民主主義国がたどってきた歴史を振り返りながら、最後には希望を与えるような書き方だけど、ここには書かれていないことがある。AIの台頭、情報の氾濫、特にフェイクニュースの氾濫は、人類がかつて経験したことのない混乱をもたらしている。だから、この先どうなるかは全く予測不可能。引用されていたフリーダムハウスの民主主義評価で、自由の国のはずのアメリカ(83点)は日本(96点)よりも自由度が低かった。

  • ほなみ

    正直思ってたのとは違ったけど、まぁ面白かった。最近は少数派の権利を〜と語られることが多いがそこに重きを置き続けるとこういうふうになるのだなと。 もちろん少数派による、多数派に対する反抗ルートは作るべきなのだが、あくまで一般的なモラルの範囲の中で使うことが求められる。どんなルールも使う人次第。厳密に使用どころを決めると必要な時に使えなくなる。法家儒家論争じゃないけど、結局大事なのは法やルールではなく、道徳や倫理なのかな。もちろん倫理をかざして縛るのも良くないけど

  • Kooheysan

    「多数派の専制」ならぬ「少数派の支配」とはどういうことか。民主主義では多数決の原理が優先されるはずで、本来はその暴走に警戒しないといけないのですが、逆に少数派による「権威主義的傾向」かつ「反多数決原理」が行き過ぎると、多数派の考えで物事が動かなくなるということが起こり、社会が停滞する…本書で言及される「少数派」のイメージは恐らく通常のものとは全然違います。大いに考えさせられました。個人的には、自分と物事に対する意見の相違があったとしても、民主主義的価値を大切にする=個人を尊重する政治家を望みたいです。

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