スチュアート・パーマー

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五枚目のエース ヴィンテージ・ミステリ

スチュアート・パーマー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562050833
ISBN 10 : 4562050837
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「エラリー・クイーンのライヴァル」が贈る円熟の代表作!どこまでも首を突っ込む元教師の女素人探偵、彼女に振りまわされるニューヨーク市警警部。最後に放つ一手が、虚構を突き崩す。

【著者紹介】
スチュアート・パーマー : 1905〜1968年、アメリカ。アメリカ黄金時代を代表するパズラー作家のひとり。ユーモアあふれる作風に謎解きを融合させ、ミス・ウィザーズ・シリーズを中心に人気を博した

三浦玲子 : 英米翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • geshi

    インタラスティングではなくファニーの方の面白さを追求したミステリー。自分ではきちんとしているつもりでも、とんでもなく的外れな変装に代表されるはた迷惑な探偵活動。それを苦々しく思いながらも最後の最後では信じているパイパー警部とのやりとり。愛犬タリーの暴走と活躍。行動の一つ一つが頬を緩ませる中でも、タイムリミットサスペンスとしての興味を持続させている。真犯人は意外性ゼロだし墓穴掘っているだけという感じだが、死刑囚の行動との呼応は「おっ」と思わされた。

  • みみずく

    元教師で奇抜なファッションセンスを持つ素人探偵ミス・ウィザーズが活躍するシリーズ。旧友パイパー警部と共に喧嘩しながら謎を解いていく。今回は死刑執行を9日後に控えた囚人が冤罪かもしれない…という「デッドラインもの」(というらしい)。ミス・ウィザーズが新しい犯人候補を名指ししては消えていき…結局かき回しているだけだとパイパー警部に揶揄されながらも、ミス・ウィザーズは持ち前の行動力と、元教師らしい仕切りの良さで突き進んでいく。物語自体も面白いが、やはりミス・ウィザーズが最高!

  • 紅はこべ

    スラップスティックなミステリ。魅力はミス・ウィザーズのキャラに依るところが大きい。いわゆる老嬢タイプの名探偵ってお節介が身上なんだろうな。ミス・マープルより若く、職業婦人だけあって、動きも活発。アイリスの結婚のエピソードは余計だったんじゃないかな。原題となっているグリーンエースの意味がよくわからなかった。この時代のミステリは何か安心して読めるな。

  • 飛鳥栄司@がんサバイバー

    代表作の『ペンギンは知っていた』が本格ミステリだったのに対して、本作はデッドライン物。ページが進めば進むほど、ミス・ウィザーズは切り札を奪われていって、万策尽きるまで追い詰められるので、続きどうなるのかと読者はヒヤヒヤさせられる。ミス・ウィザーズのキャラクターと破天荒な行動がユーモアを誘っていて、緊張感が薄くなりがちではあるが、事がうまく運ばないことでその緊張感を保っている。デッドライン物の特徴であるサスペンス性が失われていない。このあたりは、パーマーの上手さである。

  • うたまる

    『ペンギンは知っていた』のラストはどうした!といいたくなるパイパー警部とのやり取りと、ラストシーンで犯人を突き放すミス・ウィザーズの一言。謎解きものとしての出来は『ペンギン』のほうが上かなあと思うけれど、ミス・ウィザーズを愛する我々にはとても楽しい作品でした。

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