スチュアート・タートン

Individuals/organizations Page

Books

名探偵と海の悪魔

スチュアート・タートン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163915074
ISBN 10 : 4163915079
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう」バタヴィアからオランダへ向かう帆船ザーンダム号に乗船しようとしていた名探偵サミー・ピップスと助手のアレントらに、包帯で顔を覆った怪人がそう宣言した。そして直後、男は炎に包まれて死を遂げた。しかし名探偵は罪人として護送される途上にあり、この怪事件を前になすすべもなかった。オランダへと帰国するバタヴィア総督一家らを乗せ、ザーンダム号が出航せんとしたとき、新たな凶兆が起こる。風を受けてひるがえった帆に、悪魔“トム翁”の印が黒々と浮かび上がったのだ!やがて死んだはずの包帯男が船内に跳梁し、存在しないはずの船の灯りが夜の海に出現、厳重に保管されていた極秘の積荷“愚物”が忽然と消失する。わきおこる謎また謎。だが名探偵は牢にいる。元兵士の助手アレントは、頭脳明晰な総督夫人サラとともに捜査を開始するも、鍵のかかった密室で殺人が!驚愕のSFミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』の鬼才の第二作。海洋冒険譚と怪奇小説を組み込んだ全方位型エンタテインメント本格ミステリ!ガーディアン、フィナンシャルタイムズ、サンデータイムズほか“ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー”。英国推理作家協会“スチール・ダガー賞”最終候補作。英国歴史作家協会“ゴールド・クラウン賞”最終候補作。

【著者紹介】
スチュアート・タートン : イギリス生まれ。大学卒業後、世界を放浪。書店員、英語教師、雑誌編集者などを経て、フリーのジャーナリストに。2018年、『イヴリン嬢は七回殺される』で作家デビューを果たす。同作はコスタ賞最優秀新人賞を受賞するなど高く評価され、イギリスでは20万部を超えるベストセラーとなった。日本でも2019年の「週刊文春ミステリーベスト10」で2位となった。本書『名探偵と海の悪魔』は2020年発表の第2長編。イギリス推理作家協会のイアン・フレミング・スチール・ダガー賞にノミネートされ、イギリス書店協会のBooks Are My Bag賞のフィクション部門を受賞した

三角和代 : 1965(昭和40)年福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    英国推理作家協会スチール・ダガー賞候補&英国歴史作家協会ゴールド・クラウン賞候補ということで読みました。スチュアート・タートン、初読です。17世紀、東インド会社の時代の歴史怪奇ミステリ、雰囲気は好きですが、ミステリとしては、イマイチでした。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915074

  • パトラッシュ

    英国海軍が舞台の海洋冒険小説はよく読んだが、17世紀のオランダ東インド会社船での連続殺人を描くとは意表を突かれた。しかも事件は超常現象としか思えない怪奇さに彩られており、植民地支配と魔女狩りというヨーロッパの暗黒史が絡む歴史小説の要素も加わるのだから。これだけ複雑怪奇さが山盛りで破綻せずに済むのかと心配になったが、すべてが予想外の展開で見事に収束させた構成力は鮮やかの一言だ。各登場人物の抱える葛藤も精細に書き込まれて、読み応え十分のドラマとして成立している。今年のミステリランキング上位の有力候補となろう。

  • 遥かなる想い

    2023年このミス海外第4位。 17世紀インドネシアからオランダに向かう船で 発生した事件を巡る物語である。 拘束された名探偵に代わり、助手と総督夫人が 推理に奔走するが…海洋冒険小説に 伝奇的な要素を盛り込んだミステリーだが、正直 魅力的な登場人物が少ないのが残念。 サミーとアレントのコンビのこれからだけが気になる…そんな物語だった。

  • 雪紫

    17世紀、オランダへ向かう帆船は男女差別に格差の反感、権力者の蹂躪、囚人にされた名探偵など最悪の治安が濃縮。それは悪魔の仕業としか思えない不可能犯罪と怪死、乗客と船員の対立、危険な天候でさらなる悪化を辿る。守るものの危機を前にしたアレントやサラのクローズドサークルでのアウェイ感を始めとしたキャラ立ちが凄いし、横柄軍団で精神的治安も悪いから事件関係なくハラハラしっぱなし。これ特殊設定ミステリだろな不可能犯罪目白押しで完全に先の展開、含めて完敗!まさかここまでとは。こういうノリだからラストもニンマリ出来ます。

  • りゅう☆

    「この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう」と宣言した病者が炎に包まれ死んだ。帆に悪魔トム翁の印が浮かび上がった。畜舎で家畜が皆殺しにされた。幽霊船が現れ、愚物が消えた。牧師は行方不明、密室殺人が起こり…。名探偵サミーは監禁され、助手アレントは総督婦人サラと謎を解く。閉ざされた船の中、船員や鋲兵たちの不満や不安が募りまくった状況で嵐がやってくる。17世紀の航海は命を捨てに行くようなものだ。そして次々と殺される船員たち。トム翁の仕業なのか?400P以上、上下段みっちり、不慣れなカタカナ名に苦戦しつつ→

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items