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名探偵と海の悪魔 文春文庫

スチュアート・タートン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167923495
ISBN 10 : 4167923491
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

 日本推理作家協会賞 翻訳部門最終候補
 英国推理作家協会スチール・ダガー賞候補
 英国歴史作家協会ゴールド・クラウン賞候補
「このミステリーがすごい!」第4位
「週刊文春ミステリーベスト10」第6位
「本格ミステリ・ベスト10」第6位

 呪われた帆船で連続する怪事件は悪魔の仕業か?

 海洋冒険+怪奇小説+不可能犯罪。あまりに面白すぎる本格ミステリ巨編!

 時は17世紀、 大海原を進む帆船で起こる怪事件。
 囚われの名探偵に代わり、屈強な助手と貴婦人が謎を追う。
 すべては悪魔の呪いか、あるいは――?

 ――この船は呪われている、乗客は破滅を迎えるだろう。
 バタヴィアからオランダへ向かう帆船ザーンダム号に乗船しようとしていた名探偵サミー・ピップスと助手のアレントら乗客たちに、血染めの包帯で顔を覆った男がそう宣言した。その直後、男は炎に包まれて死を遂げる。名探偵として名を轟かすピップスだが、いまの彼は罪人として護送される途上にあり、この怪事件を前にしてもなすすべがなかった。

 オランダへと帰国するバタヴィア総督一家らを乗せ、ザーンダム号が出航せんとしたとき、新たな怪事が発生した――風を受けてひるがえった帆に、悪魔〈トム翁〉の印が黒々と浮かび上がったのだ! やがて死んだはずの包帯男が船内に跳梁し、存在しないはずの船の灯りが夜の海に出現、厳重に保管されていた極秘の積荷が忽然と消失する。すべては悪魔の仕業なのだろうか?

 わきおこる謎また謎。だが名探偵は牢にいる。元兵士の助手アレントは、頭脳明晰な総督夫人サラとともに捜査を開始するも、鍵のかかった密室で殺人が!

 驚愕のSFミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』の鬼才の第二作。海洋冒険譚と怪奇小説を組み込んだ全方位型エンタテインメント本格ミステリ!

【著者紹介】
スチュアート・タートン : イギリス生まれ。書店員、教師、記者などを経て、2018年に『イヴリン嬢は七回殺される』で作家デビュー。コスタ賞最優秀新人賞を受賞し、日本では2019年「週刊文春ミステリーベスト10」で2位に。本書は2020年発表の第二長編で、英国推理作家協会イアン・フレミング・スチール・ダガー賞と、英国歴史作家協会ゴールド・クラウン賞の最終候補となった

三角和代 : 福岡県生まれ。西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 拓郎

    登場人物に魅力がなさすぎる。色々過去の事件に言及していたが、既刊はなかった。

  • にゃるび

    前作イヴリン嬢よりはかなり読みやすくて面白かった。前作は構造がかなり複雑だったのに対して今回はシンプル。アムステルダム行きの船の中で次々起こる怪事件、肝心の探偵は囚人となって捕らえられているので、用心棒と総督夫人がタッグを組んで捜査に当たる…怪事件は悪魔のトム翁の仕業なのか?そこに至る経緯や散りばめられたヒントが計算されてつくして出てくるので、非常に面白かったし、この当時の船の様子なども読み応えがあった。次作の特殊設定も気になる作家です。

  • rara

    冒頭から最後までめちゃくちゃ面白くてわくわくしながら読みました。悪魔の囁きやら家畜の死やら全編を通してオカルト的でしたがきっちりと謎は解決されます。悪魔やら荒くれ者の船員やら血みどろ部分も多々ありましたが読後感は良かったです。

  • けいか

    舞台は17世紀、オランダへ向かう帆船で連続する怪事件!とっても面白かったです。冒頭の船内地図からワクワクドキドキ。この船内を何度も確認しながら読み進めました。ヒロインのサラが守られる貴婦人ではなく、自由を求め積極的に活動していく姿が素敵でした。長編で海外作品ということもあり名前を覚えることに時間がかかりましたが、物語の読みにくさは全く感じませんでした。

  • shonborism

    前作の特殊設定ものとは異なり今回は17世紀の船の上の話。乗客たちのクラシカルさや船員たちの荒くれっぷりな描写も読むのにワクワクする。文章はとても長かったが、それも納得のラストだった。

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