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カオスの帝王 惨事から巨万の利益を生み出すウォール街の覇者たち

スコット・パタースン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492371367
ISBN 10 : 4492371362
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

パンデミック、テロ、暴動、政治紛争、サイバー攻撃、気候変動、破壊的技術の出現。市場を混乱に陥れる「予測できない極端な現象(ブラック・スワン)」にいち早く気づき、行動を起こした者だけが巨万の富を手に入れることができる。不確実性が増し、存亡リスクさえも高まる世界にどう適応すべきか。「カオス」を制したファンドの「帝王」たちから、その原則と思考法を学ぶ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の名物記者が、ベストセラー『ブラック・スワン』著者のナシーム・タレブが顧問を務めるファンド「ユニバーサ・インベストメンツ」を徹底取材。

目次 : プロローグ 地獄がやってくる/ 第1部 スワンとドラゴン(瞬時の崩壊/ 破産問題/ さらに暗い未来が待ち受けている/ シズラー/ ナシーム・タレブの世界/ 七面鳥問題/ ドラゴンハンター/ その先にある狂気/ 真っ暗なトンネル)/ 第2部 ファットテールの世界(夢と悪夢/ フラッシュ・クラッシュ/ 無秩序のクラスター/ ボルマゲドン/ これが私たちの生きている世界/ 宝くじ)/ 第3部 厄介な問題(この文明は終わった/ 絶滅への移行/ 破産は永続する/ タイミングはとっくに過ぎている/ ギャンブル/ ティッピングポイントを越えた先に/ 目隠し飛行/ リスクの大いなるジレンマ/ 破滅の入り口)

【著者紹介】
スコット・パタースン : 『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の記者として20年以上のキャリアを持つ。初の著書である『ザ・クオンツ―世界経済を破壊した天才たち』(角川書店)は、数学的アプローチを用いたトレーダーの台頭が金融システムを崩壊寸前にまで追い込んだ過程を描き、2010年の『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラーとなった。2作目となる『ウォール街のアルゴリズム戦争』(日経BP社)では、超高速取引がいかに株式市場を不正に操作していたかを暴き、金融ライターたちから絶賛された。2011年にLoeb Breaking News Awardを受賞。CNBC、The Daily Show、 Fresh Airなどのメディアにも多数出演。妻と息子とともにバージニア州アレクサンドリアに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • harass

    デビュー一作目を読んで感心していた著者の最新作の題名が気になっていて手に取る。なんと贔屓作家のタレブとその盟友スピッツナーゲルのヘッジファンドの話だった。コロナショックの大波乱で莫大な利益を得たファンドの手法と彼らの生い立ちなど。ごく少ない可能性だが起きた場合は多大な被害をもたらすブラックスワンを想定し、逆張りで利益を出す。まあ、残り三分の一で世界の危機、環境変動や代替エネルギーなどの話になって、ここらへんは蛇足、余計やろがと思ったのは確か。タレブのファンであればぜひ。

  • ossan12345

    時系列でなく話が結構あちこち飛ぶので、最後まで集中力を保つのが難しかった。基本的にはタレブとスピッツナーゲルの話?ブラックスワンに備える予防原則は一般人には真似しがたいだろう。あとは気候変動やパンデミックなどの話が散漫と。リーマンショックやコロナの暴落にがっつり焦点を当ててまとめても良かったのでは、と思いました。疲れた、、、

  • turtle

    ブラックスワンで有名なタレブとスピッツナーゲルのユニバーサは市場の暴落時にものすごいパフォーマンスを出すファンドで、そのミニ・ユニバーサとも言うべきETFについても紹介されていたので調べてみました。経費率は0.53%なので、まずまずかなと思いますが、パフォーマンスは残念な感じ。スピッツナーゲルのコメントにあるように経費がかかりすぎるのかも。

  • さいと

    ブラックスワンの著者タレブと関係の深いファンドユニバーサの手法に興味が湧くが、詳細まではわからない。プットオプションを買い続けるという戦略で、これは株が下がったときに儲かる掛け捨ての保険だ。おそらく1か月後に1ー2割下がれば利益が出るものを非常に安く買っているのではないか。ちなみにユニバ―サは2年間20%の下落から守るために運用資金の3%を預けることを推奨している。ただし、ユニバ―サは現在の株価に近い妥当な価格のオプションを売ることで運用資金の足しにしているらしいので、簡単には真似できないだろう。

  • がんこおやじ

    ブラックスワンの系譜にある本でタレブの話もたくさん出ている。この本ではユニバーサというヘッジファンドの話だが、結局のところはブラックスワン戦略で、とても説得力があるのはいつも通り。予防原則という言葉は初めて聞いたが、大事な考えだと思う。

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