Books

さまよえる湖

スウェン・ヘディン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122039223
ISBN 10 : 4122039223
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中央アジア奥深く、不毛の砂漠地帯に存在するロプ・ノール。古代の史書に既に現れるこの湖は、幾度もその位置を変えてきたという。この謎を解明するべく、ヘディンとその一行は湖に向かった。大探検家、最後の旅行記。

目次 : ロプ・ノールへの旅立ち/ 水上第一日/ 探検隊、サイ・チェケに集合/ コンチェ・ダリアにおける最後の日々/ クム・ダリアにおける最初の日々/ 神秘の砂漠に向かって/ 知られざる王女の墓へ/ デルタの迷路にて/ ロプ・ノールへの旅/ ロプ・ノールと楼蘭における最後の日々/ ベース・キャンプへの帰還/ コンチェ、クム・ダリア畔の動物/ ベリマンの砂漠旅行/ クム・ダリアにおける陳の仕事/ 敦煌と千仏洞へ/ 北山の迷路へ/ ガシュン・ゴビの砂丘/ 野生ラクダの故郷を通って/ 旅路の終わりに/ さまよえる湖/ 最新の脈動

【著者紹介】
スヴェン・ヘディン : 1865‐1952.ストックホルムに生まれる。ベルリン大学で地理学を学ぶ。1893年から1908年にかけて3度の中央アジア探検をおこない、古都楼蘭、ロプ・ノール、トランス・ヒマラヤ山脈等を発見する。さらに1927年から35年にかけて再び西城で大規模な調査をおこない、その時の体験を『大馬の逃亡』『シルクロード』『さまよえる湖』の3部作に著す。学問的業績の大きさと不屈の探検精神から、今世紀最大の中央アジア探検家といわれる

鈴木啓造 : 早稲田大学教育学部名誉教授。東洋史学専攻。昭和4年、浜松生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ああああ

    かつて楼蘭の遺跡を発見し名を成した著者は、中央アジアの大河タリム河は、数百年ごとに流れを変えるのではないかという仮説を立てる。そして偶然にもその数百年に一度の出来事が起こり、著者は河の終着点であるさまよえる湖へ、老齢にもかかわらず調査に旅立つ。なんてドラマチックな話だろう。この時代、ロシア、イギリス、中華民国などは、軍と物資の流通のために新疆地域の道路調査を行っていて、著者もまたその帝国主義の一端を担っているのだが、それを差し引いてもロマンを感じる話だ。砂漠に突如蘇った河と生命、千年の眠りから覚めた王女の

  • hal

    たまたま見つけた古本。多分絶版なのですごい掘り出し物。中学生の時に井上靖の聖域ものを読んでいた時の気持ちを思い出した。記述は探検家らしくロマンチックでもあり、学者らしく記録が詳細でもある。慣れるまで読み易くはなかったが、終章に近づくにつれて胸が憧れで一杯になる。自分も身近なところから少し冒険してみよう。

  • yamakujira

    中央アジア探検の大家である作者の最後の探検をえがく。探検記として名高い名作だ。壮大なスケールの物語に申し訳ないけれど、虫にたかられるのはイヤだなって、瑣末な感想がうかんでしまった。 (★★★☆☆)

  • ホムラ

    中公文庫で復刊された当時に買って放置したままだったのだけど、なんとなく読み始めて一気に最後まで。訳文のせいなのか元の文章が悪いのか前後の繋がりに脈絡がなかったり突然回想したり…などだいぶ読みにくい文体でしたが、中央アジアのダイナミックな自然を堪能できました。現地の人間をものかなにかのように扱う傲慢さはそういう時代だった、と片付けてしまえばそれまでなのかもしれないけれど、やはり笑ってスルーはできないものがあります。これは多分に自戒をこめて。

  • なおぱんだ

    記録的価値を持つ作品だけあって、文章的にはちょっと理解するのに難しいところがあります。注釈がほとんどないために地名やその位置関係がほとんどわからず、ヘディンがどのようなルートを辿ってロプ・ノールに向かって行ったのか皆目見当がつきませんでした。ただ、広大なタクラマカン砂漠やゴビ砂漠を、時にはラクダとともに、時には自動車を駆使して、命がけで探検する苦労が文章から伝わってきました。そのルートは、中国政府とチベット地域の緩衝地帯を進むものであり、政治的にも不安定な地域であるがための苦労も赤裸々に記されています。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items