ジーン・ウェブスター

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おちゃめなパティ 新潮文庫

ジーン・ウェブスター

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784102082058
ISBN 10 : 4102082050
Format
：
Books
Publisher
：
Shinchosha
Release Date
：
October/2024
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
三角和代 ,  

Content Description

アメリカの女子寄宿学校、聖アーシュラ学園で暮らすパティは好奇心旺盛で正義感の強い女の子。ある日、同級生と学外の英国人との恋の噂が学園中を騒がせる。毎週届くスミレの花束。でも、その恋人って実在するの??？　疑問を持ったパティは、親友のコニーとプリシラと共にあるいたずらを仕掛ける。果たして恋人の正体とは？『あしながおじさん』のウェブスターがおくる永遠の少女小説。

【著者紹介】
ジーン・ウェブスター : １８７６‐１９１６。ニューヨーク生れ。母方の大叔父にマーク・トウェインを持ち、父親はトウェインと共に出版社を経営していた。ヴァッサー大学卒業後、第一作『パティ、カレッジへ行く』を出版。１９１２年刊行の『あしながおじさん』と’１５年の『続あしながおじさん』で名声を博す。大学在学中から社会事業にも興味を寄せ、後に少年感化院を刑務所改善の特別委員などを務めた。長女出産の翌日、３９歳で死去

三角和代 : 福岡県生れ。西南学院大学文学部外国語学科卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • syaori

    読了日：2025/04/18

    聖アーシュラ学園に通うパティと、彼女を取り巻く個性豊かな級友たちや先生たちが織り成す学校生活を追って物語が進みます。ラテン語の宿題の量についてのストライキ、ロマンスやドレスへの憧れや、腹ペコの間抜けな泥棒への職業斡旋。彼女たちの学園生活を追うことで、あの時代の何気ない日常にはたくさんの楽しみや驚きが詰まっていたことが思い出されてくるよう。卒業と先生の恋を巡る最終話でも、恋が成就した先生の高揚が彼女たちの希望となって、少女時代との別れの切なさと未来への明るい展望が混じり合う素敵な余韻が残りって良かったです。

  • 帽子を編みます

    読了日：2025/02/05

    ジーン・ウェブスターの新刊に出会えるなんて幸せ。『あしながおじさん』の前年1911年に出版された作品です、訳者の方の推薦で新訳が文庫になりました、感謝！スクールカースト最上位なパティの楽しい全寮制女学校生活を描いたものです。『あしながおじさん』のジュディの友人たちのイメージ、百年以上前の話ですがファッション、友情、恋愛、その他諸々、今でも色褪せない魅力があります。こういう気楽に読める明るい少女小説好きでした。著作リスト、８作品、あまりに少なくて、もっと活躍出来た作家です、もっともっと読みたかったです。

  • ばう

    読了日：2024/12/23

    ★★★ウェブスターというと『あしながおじさん』が有名だけれど、こんな魅力的な物語もあったんですね。知らなかった。信心深くて礼儀正しく、真面目で正直な人間がまだ沢山いた頃の古き良きアメリカのお話。恵まれた家庭の子女の為の寄宿学校を舞台に厳しい校則もなんのその、常に何か面白いことをしてしまう（そして罰を受ける！）最上級生のパティが主人公。パティはなんて自由で恐れを知らない女の子なんだろう。機知に富み、真っ直ぐな性格で常に前に突き進んでいく、とても魅力的な女の子でした。

  • aika

    読了日：2024/12/31

    『あしながおじさん』とは一味違う、「おちゃめ」の域を超えて、規律正しい聖アーシュラ学園とその周辺を縦横無尽に駆け巡るパティに魅了されました。好きなお話はラテン語ストライキ、銀のバックル、そしてラスト2編！勝ち気で賢く、自分の意志がはっきりしていて、口はめっぽう強い。大人になって、現実社会ではとてもそうは生きられないからこそ、パティの魅力に吸い寄せられるようにして少しずつページをめくりました。気難しい近所の億万長者や泥棒とも仲良くなって、それが他のお話に活きてくる連作短編ならではの愉しみに浸れます。

  • 綾@新潮部

    読了日：2025/01/15

    ウェブスターの作品って『あしながおじさん』しか知らなかった。この作品は100年以上前に書かれた女子寄宿学校での話。「おちゃめ」というタイトルになっているが、パティはおちゃめというか……頭の回転の速い破天荒キャラってところかな。12章あり、それぞれパティのおちゃめさが発揮されている。特に「ラテン語ストライキ」「タマネギと蘭の花」「レモンパイとモンキーレンチ」などが面白かった。新訳なので読みやすくて楽しかった！

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