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騙し絵の檻 新装版 創元推理文庫

ジル・マゴーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488112066
ISBN 10 : 4488112064
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【ベスト1ミステリ・セレクション】無実だとの叫びもむなしく、ビル・ホルトは冷酷な殺人犯として投獄された。それから十六年後、仮釈放された彼は真犯人を捜し始める。自分を罠に嵌めたのは、誰だったのか? 次々に浮かび上がる疑惑と仮説。そして、終幕で明らかにされる驚愕の真相! 識者により、2000年代の10年間に翻訳された海外本格ミステリの頂点に選ばれた、犯人当ての大傑作。

【著者紹介】
ジル・マゴーン : イギリスの作家。1947年スコットランド生まれ。83年にデイヴィッド・ロイド警部とジュディ・ヒル部長刑事が活躍するシリーズの第一作『パーフェクト・マッチ』を刊行、作家デビューする。その後は同シリーズを中心にミステリを執筆した。日本では特にノンシリーズ長編『騙し絵の檻』の評価が高い。2007年没

中村有希 : 1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    本屋でジル・マゴーンの作品を見かけたのはかなり久しぶり。たしかに素晴らしいミステリではあるが、まさか2000年代のベスト1として再刊されるとは。この勢いでジュディとロイドのシリーズも新装版を是非。さて間違いなく著者最高傑作のこちら。トリックはクリスティ的な視点のずらしがメイン。というかそれだけで勝負して見事に成功。大技のインパクトを削がないように、どこまでもソリッドな作りになっており、それに加えて解決編の舞台まわしが秀逸で、筋道たてて消去法で犯人を炙り出していく様子こそが絶大な支持を得た理由だろう。

  • yukaring

    「彼女はなぜ殺されなければいけなかったのか?」この謎を突き詰めていくとてもシンプルなミステリ。不倫相手の女性を殺したという罪で投獄されたビル。彼は無実を訴えるが裁判で有罪となってしまう。そして16年後、仮釈放で出所した彼は真犯人を見つけることを誓い調査を開始する。容疑者は自分の元妻や同僚たち6人。誰が自分を罠にはめたのか?過去の事件と現在が交互に描かれる構成のため、中々過去の事件の全貌がわからずにもどかしい部分もあるが、主人公と一緒に謎解きをしているようなリアル感があり楽しかった。

  • harukawani

    こんなタイトルだから、見え方が反転するような真相なんだろ?って思ったら本当に思わぬ方向からのサプライズだった。あぁ、そこがひっくり返るのか。何が良いって、解決編の鮮やかさ。容疑者全員が犯人であってもおかしくない中、一人ずつ動機と機会を検討していくと同時に、さりげなく提示される真相解明のためのヒント。だからこそ、わずかなページ数で真犯人の犯行と動機が理解でき、納得できる。お見事。

  • tama

    1970年に起きた殺人で、ホルトは16年服役し仮釈放される。 真犯人を突き止めようと奔走するホルトと新聞記者のジャン。 自分を罠に嵌めたのは誰? 二転三転しながらクライマックスになだれこむ。 古典的展開ながらラストは圧巻‼︎

  • りふりヴ

    無実の罪で投獄された男が出所し、その真相を探る 孤独な復讐になるかと思いきや、とある女性が現れて… 味方となる理解者がいるだけでだいぶ救われる 過去に区切りをつけて新たな未来へと

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